勢いに乗って向かえた日体大戦。第1セットはミスや相手エースに苦しむも第2セットからは本来の力を見せセットカウント3ー1で試合終了。全勝チームを相手に見事勝利をあげた。◆9・7~10・26 秋季関東大学リーグ戦(駒沢オリンピック公園総合運動…
勢いに乗って向かえた日体大戦。第1セットはミスや相手エースに苦しむも第2セットからは本来の力を見せセットカウント3ー1で試合終了。全勝チームを相手に見事勝利をあげた。
◆9・7~10・26 秋季関東大学リーグ戦(駒沢オリンピック公園総合運動場体育館他)
◆9・15 対日体大戦(キッコーマンアリーナ)
○明大3{22―25、26―24、25―22、25―17}1日体大
<スターティングメンバー>(ローテーション順)
OH(アウトサイドヒッター)鎌田佳朗(法4=東亜学園)、MB安井恒介(政経1=尼崎市立尼崎)、OP池田颯太(営3=松本国際)、OH島波輝(政経3=皇學館)、MB三輪大将(政経2=高川学園)、S上林直澄(法3=東亜学園)、Li鳴尾空海(商2=習志野)、Li瀧田大輔(商3=洛南)
頼れるエースが流れを変えた。1ポイント目はチャンスボールのお見合いにより献上してしまう。「立ち上がりが良くない」(鈴木康時監督)。この後もレシーブミスや、相手エースを止め切れず「好きなことをされた」(安井)。見せ場なく第1セットを落とした。完全にリードを奪われた明大だったが、流れを引き寄せたのはエース・池田だ。「思い切ってやれていた」(鈴木監督)。最大の武器であるサーブで相手のレシーブを崩すし、好機を演出。最後は、ライトから放たれる強力なスパイクでとどめを刺し、第2セットを奪い返した。迎えた第3、4セットから、強みであるセンター線が躍動する。「(上林から)センター線が強いと言ってくれる」(安井)。セッター・上林からの期待に、三輪、安井の両ミドルブロッカーが次々にスパイクで応えていく。「やっている中で良い流れにできた」(上林)。乗ってきた明大は、本来の力を取り戻し、セットを連取。3ー1で、リーグ戦無敗の日体大に勝利した。
次戦の相手は、秋季から1部昇格した青学大との一戦。強豪・筑波大に勝利をあげるなど勢いのあるチームだ。「チームの雰囲気としてやりずらい」(池田)。しかし、優勝争いに絡むためにも負けるわけにはいかない。立ち上がりからエンジン全開で勝利をつかみ取る。
[入野祐太]
試合後のコメント
鈴木監督
――勝因を教えてください。
「後半からレシーブが上がり始めてきたので、自分たちのリズムをつくることができました」
池田
――試合の振り返りをお願いします。
「日体大は全勝中で、プレッシャーがありましたが、勝っててよかったと思います」
安井
――個人的な調子はいかがでしたか。
「スパイクはいつも通り決まっていました。しかし勝負所で託された場面ではミスが出たり、向こうに流れがきそうな場面でミスしてしまいました。その一本でというミスが多かったという印象です」
――次戦に向けて意気込みをお願いします。
「この日体大戦が勝負所だったと思うので、取り切ったというのは大きいです。来週の戦いでもサイドアウトをしっかりして、自分たちのバレーをやれば負けないと思います。どれだけ本番でやってきたことを出せるかにかかっていると思うので、頑張ります」