白星スタートとなった関東大学リーグ戦(リーグ戦)第2節。大学交流苫小牧大会では8-2で下した日大との対戦を迎えた。前節と同様に速い時間に先制点を挙げると試合は早大ペースで続く。パスレシーブや運動量など変わらず課題を抱えながらも、6-1で危なげなく日大に勝利。リーグ戦開幕2連勝を決めた。

  試合開始から間もない1分32秒、FW生江太樹(スポ3=北海道・釧路江南)がゴール裏から出したパスを受けたFW木綿宏太(スポ1=北海道・駒大苫小牧がしっかりと押し込み先制点を挙げる。その直後のフェイスオフで、パックを奪うとFW伊東勢司(政経3=東京・早実)がGKと近距離でシュートを放つが、これは惜しくもGKに弾かれパックがこぼれる。すると、「去年のリーグ戦ぶりに(シュートを)入れられてホッとした」というFW前田悠佑(社3=東京・早実)が、こぼれたパックをキープし得点。早い段階で2-0と、日大を圧倒する。しかしその後の攻撃では、きれいな形でゴールまで近づくことができない。第1P(ピリオド)のシュート数は23-5と日大を圧倒しながらも、不完全燃焼でインターバルへ入った。


 昨年のリーグ戦以来の公式戦ゴールを決めた前田

  2点リードで迎えた第2P。早大の得点源であるFW澤出仁(スポ3=北海道・武修館)が個人技で見せ、鋭いシュートでネットを突き刺す。澤出は中盤にも観客からどよめきの起こる持ち前のスピードで、ブルーライン付近からゴール付近までパックを運びチャンスを生み出す。しっかりと澤出のパスをレシーブしたFW青木孝史朗主将(スポ4=埼玉栄)がゴールを決め得点。第3Pに日大に1点を返されたが、試合の主導権は譲らなかった。試合後半には、ゴール前のスクリーンが効果を発揮しDF陣のロングシュートが飛び出す。DF篠田純希(スポ3=北海道・苫小牧東)がブルーライン手前から、ロングシュートを放ち6-1。日大を突き放すとそれ以降ゴールは割らせず、勝利をつかんだ。


1ゴール2アシストとチームへ貢献した澤出

 初戦に引き続き、勝ち点3を手にしたが、「もう少し運動量が多ければ、もっと差をつけられてもいいはずだった」と内藤監督は評価を下した。2連勝で幸先のいいスタートを切った早大だが、次週は大学交流苫小牧大会では敗北を喫した法大、東洋大など強豪校との3連戦を迎える。「勝つためには、きょうのプレーよりも2段階3段階とレベルを上げなければいけない」と指揮官が語るように、優勝を目指すチームとしては、一層ギアを上げていくことが重要だ。疲労の溜まる3連戦で、どれだけ足を動かし運動量を保てるか。早大の真価が問われる。

※1 ペナルティーによる退場で相手チームより人数が多く、数的有利な状態をパワープレーと呼ぶ。

※2 ペナルティーによる退場で相手チームより人数が少なく、数的不利な状態をキルプレーと呼ぶ。

(記事 小林理沙子、写真 細井万里男)

※( )内はシュート数

結果
早大ピリオド日大
2(23)1st0(5)
2(19)2nd0(5)
2(12)3rd1(6)
4(54)1(16)
得点経過
チーム時間ゴールアシスト1アシスト2PK/PP
早大01:32木綿生江北村
早大01:45前田伊東河田
早大28:26澤出
早大30:48青木澤出篠田
日大43:56中道川口小形PK
早大46:33青木務台澤出PP
早大51:18篠田澤出PP
※PKはキルプレー、PPはパワープレー、PSはペナルティショットを指す
 なお、PK/PPの表記は早大にとってPKに当たるかPPに当たるかを表記するものとする
早大メンバー
セットFWFWFWDFDF
澤出青木杉本篠田務台木綿生江伊東大崎草島
北村河田前田吉野大塚
チェイス加賀美大石金井住友
GK谷口
コメント

内藤正樹監督(平3二文卒=北海道・釧路湖陵)

――試合内容を振り返って

きのうと一緒ですね。もう少し運動量が多ければ、もっと差をつけられてもいいはずだったんですけど、まだちょっと運動量が上がらないですね。

――差をつけられない要因は

まだまだ足も動いていないし、パスレシーブも雑ですね。

――パスレシーブが雑なのは、パスを出す側の問題ですか

その前にもっと周りを見なければだめですね。まだピントが合ってないんじゃないですかね。そういうことがちゃんとできていないから肝心なところでパスミスをして、プレーが一回遅れる。その遅れたところで、相手のスティックが出てきたりしてせっかくのチャンスが、点数になる前に消滅してしまうということです。

――後半はロングシュートも決まりました

そうですね。ゴール前のスクリーンは良かったと思います。あれはいいプレーなんだけど、あの回数が少ないです。もっと最初からできても良かったと思います。

――今後の課題としては

今言ったことを全てレベルを1つ2つ上げないと、来週はもう上のチームと当たるので、法政も調子がいいですし、そこで勝つためには、優勝という言葉を口にするのであればきょうのプレーよりもレベルを上げないといけませんね。そういう一週間にしたいと思います。

――3連戦に向けて

ゆっくり休んで、体をケアして、うちは挑戦者なのでそれを体で表現するということを目的に一週間過ごしたいなと思います。

FW前田悠佑(社3=東京・早実)

――きょうの試合全体振り返っていかがですか

立ち上がり早い段階で得点できて、自分たちも脚を動かして速いホッケーを意識していたので、自分自身も早い段階で点を取ってチームに貢献できて良かったです。

――久々の公式戦ゴールとなりましたが、そのシーンを振り返っていかがですか

サマーカップでもゴールを決めてなくて、自分自身得点の感覚が最近あまりなかったので、去年の秋リーグぶりに(シュートを)入れられてホッとしています

――サマーカップ以降第3セットでプレーしていますが、ご自身に求められているプレーはどのようなものだと思いますか

派手にプレーするのではなくて、泥臭く速くパックに寄って、速いホッケーでゴールにつないでいくというシンプルなプレーが求められていると思うので、それを自分できょうは意識して臨みました。

――きょうの試合の中で、チームとして見えた課題はありますか

来週からは上位校との戦いになるのですが、きょうもPK(キルプレー)で失点があったので、反則が多い中でもしっかり勝ち抜いていけるようにするために、PKにならないようにすることが重要かなと思います。

――リーグ戦での個人としての目標を教えてください

高望みする訳でもなくて、地道にコツコツと脚を動かして体を張って、チームのためにプレーをすることで、点を入れるとかはあまり意識せずに頑張っていきたいと思っています。

――次週は3連戦となりますが、意気込みをお願いします

去年はリーグ戦1周目を7連勝していい流れに乗れたので、今年もしっかりと7連勝できるように一つ一つ全力を出し切って頑張りたいと思います。