リズムに乗った猛攻で大勝した。台風の影響を受けること無く、対抗戦2戦目は成蹊大と対戦。前半開始直後の先制トライから怒涛(どとう)の87得点。後半も勢いは衰えず、得点を重ね続け、139得点で圧勝した。新戦力の起用も多く、充実の選手層を見せつ…

 リズムに乗った猛攻で大勝した。台風の影響を受けること無く、対抗戦2戦目は成蹊大と対戦。前半開始直後の先制トライから怒涛(どとう)の87得点。後半も勢いは衰えず、得点を重ね続け、139得点で圧勝した。新戦力の起用も多く、充実の選手層を見せつけた。

◆9・8 関東大学対抗戦(八幡山グラウンド)

▼対成蹊大戦

 ○明治139{87―0、52―5}5成蹊大

 息もつかせぬアタックでねじ伏せた。前半3分、マイボールラインアウトから右ウイング山﨑洋之(法4=筑紫)が抜け出すと、左プロップ山本耕生(商2=桐蔭学園)にラストパス。「足が止まらないように走り続けた」(山本耕)。今試合、1番に抜てきされた山本耕が期待に応えると、続く7分。相手ボールをターンオーバーすると、素早くボールを回し、大外の山﨑がトライ。前半だけで87得点を奪い、一気に試合を決めた。後半は、フルバック雲山弘貴(政経2=報徳学園)のトライで得点を3ケタに乗せるなど前後半合計で21トライを奪取。力量の差を見せつけた。右プロップ村上慎(商2=法政二)や期待の新星・石田吉平(文1=常翔学園)など多くの新戦力を起用した今試合。「紫紺を着たら、学年は関係ない」(フッカー武井日向主将・商4=国学院栃木)。これから迎える山場に向けて、アピール合戦は続く。

 課題をすぐさま修正しトライ奪取に繋げた。「試合中に課題を見つけ、レベルアップできた」(武井)。序盤、キックオフボールの処理に苦戦。連携が合わず、ノックオンを連発した。それでも前半中盤に修正に成功すると、前半終了までに8連続ノーホイッスルトライ。リズム良く攻撃し続け、相手に付け入るスキを与えなかった。

 次戦は、強力留学生選手を擁する日体大と対戦。昨年度の試合では前半を無失点で折り返したものの、後半に追随を許すなど課題が多く残った。「外国人選手を意識して、80分間抑え続ける」(ナンバーエイト坂和樹・政経4=明大中野八王子)。前半戦全勝締めへ。勝負の後半戦へ向け王者の強さを印象付ける。

[上松凜助]

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