アメリカ・シンシナティで開催されている「ウェスタン&サザン・オープン」(ATP1000/8月15~21日/賞金総額436万2385ドル/ハードコート)の男子シングルスで、トップシードたちが初戦となる2回戦を戦った。五輪銅メダリストの錦織…

 アメリカ・シンシナティで開催されている「ウェスタン&サザン・オープン」(ATP1000/8月15~21日/賞金総額436万2385ドル/ハードコート)の男子シングルスで、トップシードたちが初戦となる2回戦を戦った。五輪銅メダリストの錦織圭(日清食品)は予選を勝ち上がったミカエル・ユーズニー(ロシア)を6-3 6-2で倒し、3回戦に一番乗りした。

 また、ほぼ時を同じくして、第8シードのドミニク・ティーム(オーストリア)も同じく予選勝者のジョン・ミルマン(アメリカ)を7-5 6-1で倒して3回戦に駒を進めた。

 第5シードの錦織は次のラウンドで、第11シードのダビド・ゴファン(ベルギー)を3-6 7-5 6-4で破ったバーナード・トミック(オーストラリア)と対戦する。

 第2シードのスタン・ワウリンカ(スイス)は、ワイルドカード(主催者推薦)で出場のジャレッド・ドナルドソン(アメリカ)を2-6 6-3 6-4のフルセットの末、下した。第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)もパブロ・クエバス(ウルグアイ)を6-1 7-6(4)で破って3回戦に進んだ。

 第4シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)はジョン・イズナー(アメリカ)を7-6(5) 7-6(5)の接戦の末に退け、第7シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)もワイルドカードのライリー・オペルカ(アメリカ)を7-6(5) 7-6(3)とやはりふたつのタイブレークの末に倒した。

 第9シードのガエル・モンフィス(フランス)はマルコス・バグダディス(キプロス)を7-5 6-0とストレートで下している。

 まだ未消化だった1回戦の残り試合では、二コラ・マウ(フランス)が第15シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)を7-6(2) 2-6 6-3のフルセットで破るという小さな番狂わせに成功。フアン・モナコ(アルゼンチン)はイボ・カルロビッチ(クロアチア)を6-4 6-4で、マルセル・グラノイェルス(スペイン)は予選勝者のイリ・ベセリ(チェコ)を6-4 6-7(5) 6-2で倒した。  また、やはり1回戦を戦った日本の杉田祐一(三菱電機)は、世界27位の19歳、アレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)を6-7(4) 6-4 6-2で下すという殊勲をやってのけた。

 この日も、雨が試合の開始時間を90分ほど遅らせた。初日2日の悪天候により試合の消化が遅れているため、杉田は同日のより遅い時間に、二コラ・マウ(フランス)との2回戦を戦う。(C)AP