現地3日の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)大会9日目、男子シングルス準々決勝、男子ダブルス準々決勝、女子シングルス準々決勝、女子ダブ…

現地3日の「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)大会9日目、男子シングルス準々決勝、男子ダブルス準々決勝、女子シングルス準々決勝、女子ダブルス準々決勝、混合ダブルス準々決勝が行われた。

男子シングルス準々決勝。第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)が世界78位のグリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)と対戦。フェデラーは6-3、4-6、6-3、4-6、2-6で敗れ、ベスト4進出はならなかった。

8度目の対戦で初めてディミトロフに敗れたフェデラー。この試合、40本のウィナーを決めるも、アンフォーストエラーは60本を数えた。また、第4セットが終わったところでメディカルタイムアウト取り、ロッカールームで処置を受ける場面もあり、身体の状態が心配される。

一方、勝利したディミトロフは自身初の「全米オープン」ベスト4進出。グランドスラムにおいては、2017年「全豪オープン」以来のベスト4進出となった。

第5シードのダニール・メドベージェフ(ロシア)は、第23シードのスタン・ワウリンカ(スイス)に7-6(6)、6-3、3-6、6-1で勝利し、自身初のグランドスラムベスト4進出。また、この勝利によって、メドベージェフは11月に開催されるツアー最終戦「Nitto ATPファイナルズ」の出場権を獲得した。

メドベージェフはオンコートインタビューで「今日はタフだった。第1セットの第1ゲームで少し足の筋を伸ばしてしまい、試合ができるかどうかも心配だったが、ボールを打ち返すことだけを考えていた」と試合を振り返った。

女子シングルス準々決勝では、第8シードのセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)が第18シードのワン・チャン(中国)と対戦。試合時間わずか44分、6-1、6-0でセレナが勝利し、ベスト4進出を決めた。

1998年に初めて同大会シングルス本戦に出場したセレナ。今大会準々決勝での勝利で「全米オープン」シングルス100勝を達成した。

第5シードのエリナ・スビトリーナ(ウクライナ)は、第16シードのジョハナ・コンタ(イギリス)に6-4、6-4で勝利。今大会ここまでの5試合すべてストレート勝ちで、自身初の同大会ベスト4進出を決めた。

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【9月3日 主な試合結果】

◆「全米オープン」

男子シングルス準々決勝

〇グリゴール・ディミトロフ(ブルガリア)3-6、6-4、3-6、6-4、6-2 ●[3]ロジャー・フェデラー(スイス)

〇[5]ダニール・メドベージェフ(ロシア)7-6(6)、6-3、3-6、6-1 ●[23]スタン・ワウリンカ(スイス)

女子シングルス準々決勝

〇[5]エリナ・スビトリーナ(ウクライナ)6-4、6-4 ●[16]ジョハナ・コンタ(イギリス)

〇[8]セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)6-1、6-0 ●[18]ワン・チャン(中国)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」でのフェデラー

(Photo by Steven Ryan/Getty Images)