「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)女子シングルス4回戦で敗退となった大坂なおみ(日本/日清食品)。WTA(女子テニス協会)公式サイトに…

「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク/8月26日~男子9月8日・女子7日/ハードコート)女子シングルス4回戦で敗退となった大坂なおみ(日本/日清食品)。WTA(女子テニス協会)公式サイトによると、試合後の記者会見で「正直今大会、タイトルを守りたかったです」と話した。

「全米オープン」2連覇の夢が破れ、1位の座からの陥落も決まった大坂。ツアーレベルでは勝ったことがない同世代のライバル、ベリンダ・ベンチッチ(スイス)に今シーズン3連敗を喫した。

大坂は「今の気持ちとしては悲しいですが、一方今大会で多くのことを学んだようにも思います」と今大会を振り返った。

「現時点で、私の人としての歩みは想像していたよりもずっと大きなものだったと感じています」「だから、成長し続けてゆきたいです。懸命に努力すれば、必ずより良い結果が得られると思っています」

同大会2連覇はならなかったことを残念がった大坂だが、一方で「ウィンブルドン」から成長したことも前向きに捉えている。

「ウィンブルドンでは、みなさんの前で(記者会見中に)退出しました」「すべてが嫌になり、とにかくあそこから出て行きたくなってしまったのです」「今はもっと落ち着いています。私は成長しているように思います」

「全体として、この夏を通してより良い試合をしたことに目を向けたいんです。これまでのところ全米オープンでのプレーは最高のものだったと思うからです」

「もちろん、より上のラウンドに勝ち上がりたかったです。それはオーストラリア(来年の全豪オープン)でぜったいに目指すものです」

大坂の次の出場予定大会は彼女が生まれた地、大阪府で開催の「東レ パン・パシフィック・オープン」。今回は残念な結果となったが、大坂の日本での活躍にまた期待したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全米オープン」での大坂なおみ

(Photo by Cynthia Lum/Icon Sportswire via Getty Images)