日本ハムの栗山英樹監督が17日、首位ソフトバンクとの激しい優勝争いに気合を入れ直した。■ホークスに肉薄も「ゲーム差は全く関係ない。全部勝つつもり」 日本ハムの栗山英樹監督が17日、首位ソフトバンクとの激しい優勝争いに気合を入れ直した。 この…

日本ハムの栗山英樹監督が17日、首位ソフトバンクとの激しい優勝争いに気合を入れ直した。

■ホークスに肉薄も「ゲーム差は全く関係ない。全部勝つつもり」

 日本ハムの栗山英樹監督が17日、首位ソフトバンクとの激しい優勝争いに気合を入れ直した。

 この日のオリックス戦(札幌ドーム)は1点差の7回に杉谷の同点スクイズ、大谷の勝ち越し18号2ランで一挙3点を挙げて逆転。宮西、マーティンとつないで今季4度目の4連勝をマークした。ソフトバンクとのゲーム差も「0.5」に。ついにホークスの背中がはっきりと見える逆転勝利となったが、栗山監督の表情は引き締まったままだった。

「ゲーム差は全く関係ない。全部勝つつもりでやっている。今日のことを忘れて目いっぱいいくだけ」

 決勝弾を打った大谷にも厳しかった。大谷は同点の7回で山田のカーブを強振。打った瞬間に分かる特大の18号2ランだったが、栗山監督は表情を緩めることはなかった。むしろ、「まぐれでしょ。(本塁打に)飛距離は全く関係ないので」と厳しく一蹴した。

 先発の吉川は6回無死一、二塁でT-岡田を二ゴロ併殺打に打ち取ったところで降板を命じた。もう1死、6回を投げきらせる選択もあったが、勝利至上の采配に出た。

「勝つ確率だけを求めているだけ。誰を使うとか関係ない。吉川がダメとかではなく、もう、そういう時期に来ている。選手には『勝つためにやる』と言っている」

 12年以来のリーグVへ、栗山監督は打てる手は全て打つつもりだ。