「ATPワールドツアー・ファイナルズ」「ATPツアー・マスターズ1000」「ATPワールドツアー500」「ATPワールドツアー250」「ATPチャレンジャーツアー」を運営する団体です。ATPラ…

「ATPワールドツアー・ファイナルズ」「ATPツアー・マスターズ1000」「ATPワールドツアー500」「ATPワールドツアー250」「ATPチャレンジャーツアー」を運営する団体です。

ATPランキングも管轄しています。1972年に男子プロテニス選手の権利・利益を保護する為にジャック・クレーマーやクリフ・ドリスデールらが中心となって創設しました。ATPワールドツアー・ファイナルズ「ATPファイナルズ」と呼ばれることもある、シーズンの最後を飾るチャンピオン大会です。

シングルス上位8名、ダブルス上位8組の選手だけが出場できる年間最終戦で、無敗で優勝すると1500ポイントを獲得できます。

※9位-20位の選手の中にグランドスラム優勝者がいる場合、8位の選手に替わってその選手が出場します。(該当選手が2人以上いる場合はランキング上位の1名のみが出場します)ATPツアー・マスターズ1000優勝者には1000ポイントが与えられる大会です。年間9大会あり、「ATPマスターズ1000」または「マスターズ」、または単に「ATP1000」とも呼ばれます。

コミットメントプレーヤーと呼ばれる上位シード選手には、ATP1000 モンテカルロ以外の8大会に出場義務があり、不当な理由で欠場した場合は翌年に参戦できない事があります。

また、以下の条件を満たすことで出場義務を逃れることができます。

出場義務免除の条件

・通算600試合以上出場している

・年間12大会以上出場した年から12年間プレーを続けている

・満31歳に達している

上記の条件を1つ満たすごとに、1大会の出場義務が免除されます。また、3つの条件すべてを満たした選手については、全大会の出場義務が免除されます。

成績に対して獲得できるATPポイント数は次の通りです。

※「ATP1000 インディアンウェルズ」と「ATP1000 マイアミ」はドロー数が96。それ以外の7大会ではドロー数が56または48となります。ATPワールドツアー500優勝者には500ポイントが与えられる大会です。年間13大会あり、「ATP500」とも呼ばれます。日本で開催される「楽天ジャパンオープン」もこのカテゴリーです。

コミットメントプレーヤーは、13大会中4大会に出場義務があります。その4大会のうち1大会は、全米オープン後の「ATP500 北京」、「楽天ジャパンオープン」、「ATP500 バーゼル」、「ATP500 ウィーン」のいずれかでなければならないという決まりがあります。

成績に対して獲得できるATPポイント数は次の通りです。

ATPワールドツアー250優勝者には250ポイントが与えられる大会です。年間40大会あり、「ATP250」とも呼ばれます。

成績に対して獲得できるATPポイント数は次の通りです。

ATPチャレンジャーツアーATPツアーの下に位置づけられるカテゴリーで、「ATPツアー下部大会」と記載されることもあるトーナメントです。世界ランキング50位前後から400位あたりの選手が中心に出場しています。

ランキング・ポイントは獲得できるものの、ATPツアーには含まれません。年間約160大会あり、優勝ポイント数は80~125の5段階に区切られています。

各カテゴリーで獲得できるポイントは次の通りです。