6日(日本時間17日)敵地でのフィリーズ戦で今季14勝目(7敗)を飾ったドジャース前田健太投手。2被弾しながらも6回3安打9奪三振2失点(自責2)の好投を披露すると、打線も15点を奪うなど大爆発。その中でも気を吐いたのが、満塁弾を含む2本塁…

6日(日本時間17日)敵地でのフィリーズ戦で今季14勝目(7敗)を飾ったドジャース前田健太投手。2被弾しながらも6回3安打9奪三振2失点(自責2)の好投を披露すると、打線も15点を奪うなど大爆発。その中でも気を吐いたのが、満塁弾を含む2本塁打5打点を挙げたチェース・アットリーだ。

■前田も「今日のような素晴らしい瞬間に立ち会えて光栄」と笑顔

 16日(日本時間17日)敵地でのフィリーズ戦で今季14勝目(7敗)を飾ったドジャース前田健太投手。2被弾しながらも6回3安打9奪三振2失点(自責2)の好投を披露すると、打線も15点を奪うなど大爆発。その中でも気を吐いたのが、満塁弾を含む2本塁打5打点を挙げたチェース・アットリーだ。

 昨年8月にドジャースへトレード移籍するまで、デビューから13年をフィリーズで過ごした二塁手は、2008年に世界一になった時の主要メンバーだった。文字通り、フィリーズで愛され育ったアットリーは、この日、第1打席に向かうと敵地フィラデルフィアのファンから大きなスタンディングオベーションを受けた。

 さらに、5回にソロ弾、7回にグランドスラムを放つと、敵地ファンから異例のカーテンコールが沸き、ドジャースのダグアウトから手を振って応える場面も。古巣ファンから温かい歓迎を受けたアットリーは「本当に言葉にならないくらい(うれしい)。第1打席の前に受けたスタンディングオベーションは、一生忘れることはないと思う」と感激の様子だったという。地元紙「LAタイムス」電子版が伝えている。

 アットリーの援護を受けて自身4連勝となる14勝目を記録した前田は「今日のような素晴らしい瞬間に立ち会えて光栄です」と通訳を介して話したそうだ。

 シーガーやピーダーソンら若手選手の活躍が光るドジャースだが、地区優勝争いにはアットリーらベテランの存在も不可欠。怪我人続出で一時はプレーオフ進出が危ぶまれたドジャースだが、残り50試合を切った今、ラストスパートを掛ける準備は着々と進んでいるようだ。