セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は世界1位の座を失いかねないと知りつつ、アメリカ・シンシナティで開催されている「ウェスタン&サザン・オープン」(8月15~21日/WTAプレミア・ファイブ/賞金総額280万4000ドル/ハードコート)を棄…

 セレナ・ウイリアムズ(アメリカ)は世界1位の座を失いかねないと知りつつ、アメリカ・シンシナティで開催されている「ウェスタン&サザン・オープン」(8月15~21日/WTAプレミア・ファイブ/賞金総額280万4000ドル/ハードコート)を棄権した。

 ディフェンディング・チャンピオンのセレナは当初、今大会がリオ五輪を終えたばかりの時期であることから、スキップする道を選んでいた。しかし、五輪で早期敗退したことからプランが変わり、彼女は大会がオファーしたワイルドカード(主催者推薦)を受け入れて、月曜日にはシンシナティで練習も行っていたのである。  ところが、その日のより遅い時間に、彼女は肩の炎症のため大会を棄権することに決めた。 「肩の炎症がなかなか引かない。でも、できるだけ早くコートに戻りたくてうずうずしているわ」と言った。  セレナは合計すると306週目、連続すると183週、世界ランキング1位を保持している。これは186週連続でナンバーワンだったシュテフィ・グラフ(ドイツ)に次ぎ、WTA史上2番目に長い王座の維持期間だ。彼女は2002年7月から世界1位であり、34歳の今、1975年にコンピューター・ランキング・システムが導入されて以来、1位につけた最年長の女性でもある。  セレナ不在の今大会で、世界2位のアンジェリック・ケルバー(ドイツ)が優勝すれば、彼女はセレナから1位の座を奪うことになる。(C)AP