うれしいお知らせがあります。凱旋門賞のオファーをいただいたのです。 しかも日本の馬ではなく、あのエイダン・オブライエン厩舎の牡3歳です。名前はブルーム。オーストラリアを父に持つこの馬は、G3を2勝の9戦3勝。英ダービー4着、愛ダービー6着…

 うれしいお知らせがあります。凱旋門賞のオファーをいただいたのです。

 しかも日本の馬ではなく、あのエイダン・オブライエン厩舎の牡3歳です。名前はブルーム。オーストラリアを父に持つこの馬は、G3を2勝の9戦3勝。英ダービー4着、愛ダービー6着と、クラシックを賑わせてきたバリバリです。

 キーファーズ代表の松島さんが、現オーナーのクールモアとかけ合って共有オーナーとなり、凱旋門賞と、その次のジャパンカップの鞍上にボクを指名してくれたというわけです。言うまでもなく、大変光栄なことです。厩舎はそのままエイダン。あの厩舎の馬に乗る日本人はもちろん初めてですし、ルメールだって乗ったことがないはずです。

 ブルームは、このあとセントレジャー(日本の菊花賞の範となったレースとして有名です)にライアン・ムーア騎乗で使い、そのあとは凱旋門賞、ジャパンカップというローテーション。調教にも乗りに行くつもりですし、ワクワクした気持ちが抑えきれないです。

 今週はワールド・オールスター・ジョッキーズで札幌へ。シリーズ自体も楽しみですが、みんなにこのことを伝えたらどんな顔するかなという楽しみも。今朝、ミルコに言ったら、「ワオッ!」と驚いたきり、次の言葉がなかなか出てきませんでした。エイダンの馬に乗るというのは、騎手にとってそれだけインパクトがあることなのです。

(C)武豊オフィシャルサイト