リオデジャネイロ五輪で8月14日、テニスの男子シングルス3位決定戦が行われた。錦織圭はラファエル・ナダル(スペイン)と対戦し6-2、6-7、6-3のフルセットで勝利。日本に1920年アントワープ大会で熊谷一弥が獲得した銀メダル以来のメダルを…

リオデジャネイロ五輪で8月14日、テニスの男子シングルス3位決定戦が行われた。錦織圭はラファエル・ナダル(スペイン)と対戦し6-2、6-7、6-3のフルセットで勝利。日本に1920年アントワープ大会で熊谷一弥が獲得した銀メダル以来のメダルをもたらした。

錦織は第1セットの第5ゲーム、前に出てきたナダルの頭上を抜く技ありのロブショットでブレークに成功。セットポイントの場面ではサービスエースで決め先にセットを奪う。

バックハンドのダウンザラインが狙ったコースに決まる錦織は、第2セットも第3ゲームで先にブレークする。第7ゲームもブレークしてゲームカウント5-2とメダルへ大きく前進した。だが、ナダルも元世界ランク1位の底力を見せ直後のゲームでブレークバックに成功。さらに第10ゲームで錦織が30-40からのダブルフォルト。追いついた勢いでナダルがタイブレークを制し勝負は最終セットまでもつれた。

第3セットは第4ゲームで錦織が先にブレーク。直後のゲームも力強いサービスエースでキープする。互いにキープを続け迎えた第9ゲームのマッチポイント、ボディを狙った錦織のサーブをナダルが返せずセットカウント2-1で錦織が勝利した。

BIG4の一角を崩しての銅メダル獲得にファンからは、「おめでとうございます!!めちゃくちゃいい試合でした!」「錦織!!銅メダル!!!!素晴らしい!!!!!」「銅メダル本当におめでとうございます!ナダルに勝利!すばらしいです」「錦織選手お疲れさま!!すごく感動しました!!日本にメダルありがとう!!!」など多くのコメントが寄せられている。

試合後の錦織は3位決定戦での勝利について、「3位という結果ではありますが、勝ってメダルを獲得できたことはハッピーです。ラファに勝ったことも大きな意味があります。大会前から良いテニス、ソリッドなテニスができればメダル獲得のチャンスはあると思っていました」と喜びを語った。

錦織圭(2016年8月6日)(c) Getty Images

錦織圭(2016年8月6日)(c) Getty Images