一つのミスから白星はスルリと逃げていった。阪神・藤浪晋太郎投手が11日の広島戦(マツダスタジアム)に先発。7回5安打5失点(自責1)で8敗目を喫した。自らのエラーが起点となり逆転負けを喫した右腕は「自分のミスからなんで、もったいない」と唇を…

一つのミスから白星はスルリと逃げていった。阪神・藤浪晋太郎投手が11日の広島戦(マツダスタジアム)に先発。7回5安打5失点(自責1)で8敗目を喫した。自らのエラーが起点となり逆転負けを喫した右腕は「自分のミスからなんで、もったいない」と唇をかんだ。

■自らのミスで同点に、自己ワースト8敗目

 一つのミスから白星はスルリと逃げていった。阪神・藤浪晋太郎投手が11日の広島戦(マツダスタジアム)に先発。7回5安打5失点(自責1)で8敗目を喫した。自らのエラーが起点となり逆転負けを喫した右腕は「自分のミスからなんで、もったいない」と唇をかんだ。

 6回まで2安打1失点の好投を見せていたが試合の分岐点は2点リードで迎えた7回だった。鈴木、安部の連打で一、二塁とすると會澤の犠打を藤浪が一塁へ悪送球。二走の鈴木が一気に生還し同点に追いつかれた。

 さらに1死二、三塁から田中の一ゴロをゴメスが 足を滑らせ本塁へ悪送球し2点が入り一気に逆転。好投から一転、この回に出た2失策で試合を引っ繰り返された。

 まさかのミスで逆転負けを喰らい、広島相手に5カード連続で負け越しとなった。これには金本監督も「コメントのしようがないね」と呆れ顔。プロワーストタイの8敗目を喫した藤浪も「ボール自体も悪くなかったし、内容もよかった。それだけに自分のつまらないミスで負けてしまって申し訳ない」と猛省するしかなかった。難敵・広島との今季対戦成績はこれで6勝15敗となった。