「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)の大会最終日、男子シングルス決勝で同大会8度優勝のロジャー・フェデラー(スイス)が4度優勝・前年優勝者のノバ…

「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)の大会最終日、男子シングルス決勝で同大会8度優勝のロジャー・フェデラー(スイス)が4度優勝・前年優勝者のノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦。6(5)-7、6-1、6(4)-7、6-4、12(3)-13でフェデラーが敗れ、同大会9度目の優勝とはならなかった。またジョコビッチにとっては同大会5度目、グランドスラム16個目のタイトルとなった。

第5セットはジョコビッチのサービスゲームからスタート。決着のつくセットということもあり、両者一歩も譲らぬプレーが続く。

第4ゲームでフェデラーのショットがネットにかかってアウトになり、15-40とピンチを迎える。しかし好サーブを駆使してしのぎ、ゲームカウント2-2とした。

第5ゲームで40-0からデュースまで追い上げたフェデラーだったが、ここはブレークポイントを握るまでは至らない。それどころか続く第6ゲームでまたもジョコビッチに2本のブレークポイントを握られると、パッシングショットを決められてブレークを喫してしまった。

なんとか追いつきたいフェデラーは、第7ゲームでジョコビッチのダブルフォルトによって30-40とチャンスをつかむ。一旦はしのがれたものの、デュースの末にブレークバックに成功。ブレークの数で並ぶと、続く第8ゲームをキープしてゲームカウント4-4とした。

ゲームカウント4-5で迎えた第10ゲームでまたもピンチを迎えたフェデラー。しかしここも執念でしのぎ切った。

そしてゲームカウントは6-6に。ゲームカウント12-12になるまでタイブレークは行われない戦いとなった。

そして迎えた第15ゲーム、フェデラーがブレークポイントを握ると、前に出たジョコビッチをクロスで抜いて、ついにブレークに成功。

続く第16ゲームがフェデラーのサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップに。しかし、40-15とチャンピオンシップポイントを2本握ったところから、4本連続でジョコビッチに粘られ、土壇場でブレークバックされる。

その後も両者キープを続け、ゲームカウント11-11で迎えた第23ゲーム。フェデラーは40-0から一気に追い上げ、ブレークポイントを握る。しかしここもジョコビッチが粘り、ブレークできない。

そのままゲームカウントは12-12となり、今年からのルール改正で7ポイント先取のタイブレークにもつれ込んだ。

そのタイブレーク、フェデラーは2ポイント目でミニブレークを許す。フェデラーは追いつくことができず、このタイブレークを落とし、敗れた。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」でのフェデラー

(Photo by Matthias Hangst/Getty Images)