「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)の大会4日目、男子シングルス2回戦で、第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)が世界43位ニック・キリオス…

「ウィンブルドン」(イギリス・ロンドン/7月1日~男子14日・女子13日/芝コート)の大会4日目、男子シングルス2回戦で、第3シードのラファエル・ナダル(スペイン)が世界43位ニック・キリオス(オーストラリア)と対戦。6-3、3-6、7-6(5)、7-6(3)でナダルが勝利し、3年連続10度目の3回戦進出を果たした。試合時間は3時間3分。

両者は過去に6度対戦しており、3勝3敗のイーブン。キリオスは当時世界144位で出場した2014年の「ウィンブルドン」4回戦で、当時世界1位のナダルから金星をあげたことがあるが、今回はナダルがこのタフマッチを制した。

第1セットはナダルが序盤でブレークに成功すると、そのリードを守っていく。第8ゲームではセカンドサーブなのに時速230kmという豪快なエースや、キリオスの代名詞ともいえるアンダーサーブをお見舞いされながらも、自身のサービスはキープを続け、6-3で第1セットを先取した。

続く第2セットでは逆に序盤でキリオスにブレークを喫すると、第5ゲームで再びキリオスにアンダーサーブをお見舞いされた。今度はボールに追いつくことができたが、返しきることができずに翻弄されてしまう。ナダルは第7ゲームでブレークバックするもすぐさまブレークされ、第2セットを3-6で落とした。

第3セット以降はキリオスの独り言や奇襲攻撃は少なくなり、力と力のぶつかり合いとなった。両セットともお互いに一歩も譲らず、ともにブレークチャンスを得ることも、与えることもなくタイブレークで決着をつけることになった。そして第3セットを7-6(5)で、第4セットを7-6(3)でナダルが連取して、キリオスに5年前の雪辱を果たした。

勝利したナダルは3回戦でジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)と対戦する。ツォンガはリカルダス・ベランキス(リトアニア)を破っての勝ち上がり。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ウィンブルドン」でのナダル(右)とキリオス(左)

(Photo by Mike Hewitt/Getty Images)