7月1日に開幕する芝コートのグランドスラム「ウィンブルドン」。その男女シングルス優勝者の賞金は、235万ポンド(約3億2,000万円)だ。これは前年から4.4%増で、同大会過去最高額となる。またシングルス準優勝で117.5万ポンド(約1億6…

7月1日に開幕する芝コートのグランドスラム「ウィンブルドン」。その男女シングルス優勝者の賞金は、235万ポンド(約3億2,000万円)だ。これは前年から4.4%増で、同大会過去最高額となる。

またシングルス準優勝で117.5万ポンド(約1億6,000万円)、準決勝敗退で58.8万ポンド(約8,000万円)、準々決勝敗退で29.4万ポンド(約4,000万円)、4回戦敗退で17.6万ポンド(約2,400万円)、3回戦敗退で11.1万ポンド(約1,500万円)、2回戦敗退で7.2万ポンド(約1,000万円)、そして1回戦敗退でも4.5万ポンド(約600万円)となっている。

そしてこれらの賞金額はほぼ毎年上がってきた。大会公式サイトに記載されているなかでもっとも古い1968年は、男子シングルスで2,000ポンド。この頃はまだ男女で優勝賞金に差があったが、2007年に優勝賞金が同額に。この時で70万ポンドだった。そこから2010年には100万ポンド、そして2016年にはさらに倍となる200万ポンドとなった。

もちろん、選手たちは優勝という名誉を目指して戦うが、生活にも関わってくるため賞金も重要。テニス選手は世界中を転戦するため、支出額も大きく、特にランキング下位の選手にとって、グランドスラムの賞金は魅力的となっている。

(テニスデイリー編集部)

※写真は2018年「ウィンブルドン」で優勝したジョコビッチ

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)