「リオデジャネイロ五輪テニス競技」(8月6~14日/オリンピックテニスセンター:バーハ・オリンピック・パーク/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、第4シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)が世界64位のジェン・サイサイ(中国)…
「リオデジャネイロ五輪テニス競技」(8月6~14日/オリンピックテニスセンター:バーハ・オリンピック・パーク/ハードコート)の女子シングルス1回戦で、第4シードのアグネツカ・ラドバンスカ(ポーランド)が世界64位のジェン・サイサイ(中国)に4-6 5-7で敗れ、まったく彼女らしくないことに、苛立ってラケットを叩きつける場面も見せた。
「残念ながら、あんなことをしてもスコアの助けにはならないけど、少なくとも、ラケットを壊すパワーがあるというのはいいことでしょう」とラドバンスカはジョークを言った。 試合後にラドバンスカは、ロジャーズ・カップ(カナダ)から月曜日にリオに飛ぶはずが、飛行機会社の問題で散々飛行場で待たされたあげく、遅れで乗り継ぎ便を逃し、ほとんど試合に間に合わない危険にさらされたと打ち明けた。さらに、荷物だけが先にリオに飛んでしまうというアクシデントまで勃発。
「荷物だけが私なしに行ってしまうなんて聞いたことがないわ」と彼女は言った。そして信じがたいことに、試合に間に合うタイミングでニューヨークからリオに行くには、欧州のリスボン経由で行くしかなかったのだという。 やっとリオについたあとも不運は終わらず、選手村への旅に2時間を費やすことになった。あまりに旅で苦労を強いられたため、体調を崩したラドバンスカ。モントリオールから欧州経由で55時間の旅に耐え抜いてリオにたどり着き、その後、99分でシングルスから敗退することになったのだった。(C)AP