【ボランティアコーチお助け隊11】"鬼ごっこ"で身につくサッカー選手に必要な3つのスキルhttp://www.sakaiku.jp/series/otasuketai/2016/012207.htmlこんばんは。ボランティアコーチお助け隊の…
【ボランティアコーチお助け隊11】
\"鬼ごっこ\"で身につくサッカー選手に必要な3つのスキル
http://www.sakaiku.jp/series/otasuketai/2016/012207.html
こんばんは。ボランティアコーチお助け隊の高峯弘樹です。今回は、ボールを使わない“鬼ごっこ”でサッカーに必要なスキルを学ぶトレーニングの考え方、そして、さらにボールを加えることでサッカーにどうつながっていくのかということについてお話をしていきたいと思います。(企画・構成 木之下潤)
■鬼ごっこがサッカーに役立つ3つの理由
これまでの連載でも“鬼ごっこ”を活用した練習メニューがサッカーに役立つことを提案してきました。今回は主に“U-6・8年代”の選手たちを対象に話を進めていきます。まず、この年代の子どもたちにとって「なぜ、鬼ごっこがサッカーに役立つのか」という理由がおわかりでしょうか。わたしは、簡単に3つのことが挙げられると考えています。
【鬼ごっこがサッカーに役立つ理由】
1.対人感覚が養える
2.人とスペースが認知できるようになる
3.駆け引きが身につけられる
そもそも鬼ごっこは、“相手”がいて“逃げる”“追いかける”という動きを行います。サッカーになぞられると“逃げる”はドリブル(=攻め)かもしれませんし、“追いかける”はボールを奪うこと(=守り)かもしれません。
いずれにしろ、つねに相手がいることを意識して行動を起こさなければならないため、鬼の立場であっても、そうでなくても「自分はどうしよう?」というマインド(=考え)で動かなければならず、比較的サッカーと似ている状況がたくさん生まれます。
いつもわたしは「どこに逃げようか?」と、子どもたちに問いかけながら鬼ごっこをしていますが、これも小さい頃から「顔を上げる習慣」、そして“相手(=敵、あるいは味方)”と“空いた場所(=スペース)”を読み取る訓練をさせるためです。
わたしの経験上、“スペース”や“状況確認”といった子どもにとって難しい専門用語を使ってしまうと、身につけられるスキルも半減してしまいます。また、わたしは“作戦”という言葉を付け加えています。
「どういう作戦で逃げようか?」
「どういう作戦で捕まえようか?」
作戦は、サッカーでいえば“戦術”です。何の考えもなく本能で好きなように動くことと、相手を意識しながら、考えながら体を動かすことはまったく違う習慣です。つまり、子どもたちにとって「どうしよう?」と考える作業が鬼ごっこにはいっぱい詰まっています。
サッカーは状況に応じてプレーするわけですから、いくら練習とはいえ、“相手”がいなければ成り立たないというのがわたしの考えです。そこに“ボール”という要素が加えたら、よりサッカーの状況に近づけることが可能です。
ただU-6~8年代はボールを扱う技術が未熟なので、アップ時からボールを持たせてしまうと、この年代で養うべき身のこなし=体の使い方(=コーデョネーション能力)をきちんと学ぶことができません。
だから、まずはボールのない鬼ごっこで“相手”を意識しながら“空いた場所”を認識して“逃げる”、また“相手を追いかける”という動きを身につけることが大事です。
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