「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)大会14日目、女子シングルス決勝で、第8シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)が、世界38位のマルケ…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)大会14日目、女子シングルス決勝で、第8シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)が、世界38位のマルケタ・ボンドルソバ(チェコ)と対戦。バーティが6-1、6-3で勝利し、グランドスラム初優勝を飾った。

バーティは第1セットで自分のペースを掴めないボンドルソバを攻め立て、立ち上がりから4ゲームを連取し圧倒。第2セットも19歳の新鋭に対し、流れを渡さずにストレートで栄冠を手にした。バーティは試合後のインタビューで「パーフェクトな試合」と喜びを語っている。

現在23歳のバーティは、2013年にダブルスで「全豪オープン」「ウィンブルドン」「全米オープン」と3つのグランドスラムで準優勝。多彩なショットと繊細なタッチは周囲から「天才」と評されたが、2014年秋に燃え尽き症候群により、テニス界から一時姿を消していた。しかし2016年に復帰。

2017年にシングルスで初タイトルを獲得すると、2018年もシングルスで2大会優勝、ダブルスでも「全米オープン」を制覇。そして今年3月には、グランドスラムに次ぐカテゴリの大会である「マイアミ・オープン」で優勝し、世界ランキング8位で今大会に臨んでいた。

オーストラリア人女子がグランドスラムシングルスで優勝するのは、2011年「全米オープン」のサマンサ・ストーサー(オーストラリア)以来となる。

またバーティはこの優勝により、週明けに発表される最新の世界ランキングでキャリアハイを更新する2位に浮上する予定。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」でのバーティ

(Photo by TPN/Getty Images)