「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)大会14日目、男子シングルス準決勝で、第4シードのドミニク・ティーム(オーストリア)が第1シードのノバク・ジ…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)大会14日目、男子シングルス準決勝で、第4シードのドミニク・ティーム(オーストリア)が第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)を6-2、3-6、7-5、5-7、7-5で破り、2年連続の決勝進出を果たした。そのティームが試合後のオンコートインタビューで喜びを語った。

5セットのフルマッチを戦い抜いたティームは「ローランギャロスで初めて5セットマッチをやりましたが、初めてにしては良い試合だったんじゃないかと思います」と語った。

そして「テニス界でトップの選手3人と一緒に準決勝に進出することができたのは、本当に素晴らしいことです」と続けた。

準決勝は雨のために第3セット途中で順延となり、さらに順延後の試合でも雨のために約1時間の中断を余儀なくされた。そのことについては「プレーしたりしなかったり。休んだりまたプレーをしたり。ロッカールームで時間を潰すのは大変でしたが、こういうことには慣れていますし、このような状態で勝つことができたら、それは本当に価値のあることだと思います」と笑顔で答えた。

決勝は昨年と同じ顔ぶれとなり、第2シードで同大会11度の優勝を誇るラファエル・ナダル(スペイン)と対戦する。「決勝にやっと進めたと思ったら、ラファとの対戦が待っています」と笑いながら答えたティーム。「昨年は素晴らしい経験をすることができました。もちろん彼の方が有利だとみなさん思っていらっしゃると思いますが、コートに出てベストを尽くしたいと思います」と次戦について語った。

2日がかり、4時間13分のフルマッチを戦い抜いたティーム。雨による順延のために中一日の休みを挟むことができないという、体力的にも厳しい戦いになることが予想される。

ティームとナダルの決勝は、日本時間の9日夜に開催される。テニスデイリーでは、サイト上で試合速報とハイライト動画の配信を無料で行う予定だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」でのティーム(左)とジョコビッチ

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)