「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)大会14日目、男子シングルス準決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と第4シードのドミニク・ティーム(オーストリア)が対戦。2-6、6-3、5-…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)大会14日目、男子シングルス準決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と第4シードのドミニク・ティーム(オーストリア)が対戦。2-6、6-3、5-7、7-5、5-7でジョコビッチが敗れ、3年ぶりの決勝進出はならなかった。試合時間は4時間13分。

勝利したティームは、決勝で第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)と対戦する。ナダルは第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)を破っての勝ち上がり。

第5セットはティームのサービスゲームから。第2、第3ゲームとお互いにブレークポイントをしのいで迎えた第4ゲーム。3本のブレークポイントを握られたジョコビッチは、1本をしのいだものの続くプレーで前に出てボレーを繰り出すもネットを越えられずにブレークを喫してしまう。

第6ゲームでジョコビッチがブレークポイントをしのいでデュースに持ち込んだところで強い雨が急に降り出し、試合は中断された。

試合は、約1時間後に第6ゲームのデュースの場面から再開された。再開後の1ポイント目でジョコビッチがティームのショットをアウトだと判断しラリーを止めたが、これがインの判定となりアドバンテージを握られた。しかし好サーブでしのいでキープする。

そして第7ゲームで攻撃的なプレーを見せたジョコビッチがブレークバックに成功。ブレークの数で並んだジョコビッチが観客をあおり、流れを自分に引き寄せようとした。

しかし、第8ゲームでジョコビッチがダブルフォルトをしたところからミスが増え、またもブレークを許してしまう。

万事休すとなったジョコビッチだが、ティームのサービング・フォー・ザ・マッチとなった第9ゲームで、マッチポイントを握られながらも4ポイント連続奪取し、ブレークバックに成功。望みを繋ぐ。

しかし両者キープが続いた後の第12ゲームで、ジョコビッチはまたもブレークを喫し、敗れた。

昨年と同じ組み合わせとなった男子シングルス決勝は、日本時間の9日夜に開催される。テニスデイリーでは、サイト上で試合速報とハイライト動画の配信を無料で行う予定だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」のジョコビッチ

(Photo by Clive Mason/Getty Images)