「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)大会13日目、男子シングルス準決勝。第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が6-3、6-4、6-2で第3…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)大会13日目、男子シングルス準決勝。第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が6-3、6-4、6-2で第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)を破り、3年連続12度目の決勝進出を果たした。そのナダルが、試合後のオンコートインタビューに答えた。

試合を振り返ってナダルは「この準決勝をロジャーと対戦することは名誉なことです。37歳の彼がこの大会を通してトップレベルのテニスができることには脱帽です。彼のような史上最強のテニスプレーヤーとこんな大舞台で試合をするときは、常にモチベーションが上がります」と対戦相手のフェデラーを称えた。

そして今日は、強い風が吹き荒れ、ときには突風によって赤土の舞う中での試合となったが、それについては「今日は大変な環境でした。暴風といってもいいくらいのコンディションに適応でき、ロジャーを破ってローランギャロスの決勝に進出できたことは素晴らしいことです」と喜びを語った。

最後にナダルは「私にとってこの大会は特別なものです。ファンのみなさんありがとうございます。また日曜日に会いましょう」とファンに感謝を伝えた。

ナダルはこの試合までフェデラーに5連敗となっていたが、その連敗を止め、両者の通算対戦成績はナダルの24勝15敗となった。

勝利したナダルは、この後に行われる第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と第4シードのドミニク・ティーム(オーストリア)の勝者と決勝で対戦する。

ナダルが前人未踏のV12を目指す決勝は、日本時間の9日夜に行われる予定。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」でのナダル(右)とフェデラー

(Photo by Clive Mason/Getty Images)