6月4日、「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)大会10日目。男子シングルス準々決勝、男子ダブルス準々決勝、女子シングルス準々決勝、女子ダブルス準…
6月4日、「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)大会10日目。男子シングルス準々決勝、男子ダブルス準々決勝、女子シングルス準々決勝、女子ダブルス準々決勝、混合ダブルス準々決勝が行われた。
男子シングルス準々決勝、第7シードの錦織圭(日本/日清食品)が第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)と対戦。錦織は1-6、1-6、3-6のストレートで敗れ、自身初の同大会ベスト4進出はならなかった。
3回戦で4時間26分、4回戦は3時間55分とともにフルセットのロングマッチを制し、疲労困憊のなか準々決勝を迎えた錦織。疲れがありながらも終始果敢に攻めの姿勢を貫いたが、ナダルのクレーキングらしいプレーにはね返された。
試合後の記者会見で錦織は「出し切ったは出し切った。満足はないですけど、これが今週の、今日の限界だった。そんなに悔いはないです。やっぱり(ベスト)8以上はいきたかったですし、辛いなかでも、もうちょっと良い試合はしたかったなと今は思っています」と今大会を振り返った。
第3シードのロジャー・フェデラー(スイス)は第24シードのスタン・ワウリンカ(スイス)と対戦。フェデラーが7-6(4)、4-6、7-6(5)、6-4で勝利し、同大会7年ぶりのベスト4進出を決めた。
ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると、フェデラーは「またグランドスラムの準決勝に戻って来られてとても嬉しい。1年ほど(ベスト4進出は)なかった。4回戦や準々決勝でいくつか厳しい敗戦があった。だからその点から言うと、ここで自分の期待を超えたよ」と喜びを語った。
フェデラーは2018年1月の「全豪オープン」で優勝。その後のグランドスラムでは「ウィンブルドン」ベスト8、「全米オープン」4回戦進出、そして今シーズンの「全豪オープン」で4回戦進出となっていた。
女子シングルス準々決勝では、第7シードのスローン・スティーブンス(アメリカ)が第26シードのジョハナ・コンタ(イギリス)と対戦。スティーブンスは1-6、4-6で敗れ、ベスト4進出とはならなかった。
2018年「全仏オープン」では準優勝を果たしたスティーブンス。この試合1度もブレークすることができず、過去0勝2敗だったコンタに3連敗となった。一方コンタは同大会本戦に過去4度出場し、いずれも1回戦敗退だったが、今大会ベスト4進出と結果を出している。
そのほか、第31シードのペトラ・マルティッチ(クロアチア)は世界38位マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)に6(1)-7、5-7で敗れ、準々決勝敗退。勝利した19歳のボンドルソバは、自身初のグランドスラムベスト4進出となった。
◇ ◇ ◇
【6月4日 主な試合結果】
◆男子シングルス
準々決勝
〇[2]ラファエル・ナダル(スペイン)6-1、6-1、6-3 ●[7]錦織圭(日本/日清食品)
〇[3]ロジャー・フェデラー(スイス)7-6(4)、4-6、7-6(5)、6-4 ●[24]スタン・ワウリンカ(スイス)
◆男子ダブルス
準々決勝
〇ジェレミー・シャルディ(フランス)/ファブリス・マルタン(フランス)6-4、7-6(6) ●[11]ラジーブ・ラム(アメリカ)/ジョー・ソールズベリー(イギリス)
◆女子シングルス
準々決勝
〇[26]ジョハナ・コンタ(イギリス)6-1、6-4 ●[7]スローン・スティーブンス(アメリカ)
〇マルケタ・ボンドルソバ(チェコ)7-6(1)、7-5 ●[31]ペトラ・マルティッチ(クロアチア)
◆女子ダブルス
準々決勝
〇[2]ティメア・バボス(ハンガリー)/クリスティーナ・ムラデノビッチ(フランス)3-6、6-1、7-6(3) ●[5]サマンサ・ストーサー(オーストラリア)/ジャン・シューアイ(中国)
◆混合ダブルス
準々決勝
〇[2]ガブリエラ・ダブロウスキー(カナダ)/マテ・パビッチ(クロアチア)1-6、7-5、10-8 ●[5]ジャン・シューアイ(中国)/ジョン・ピアース(オーストラリア)
(テニスデイリー編集部)
※写真は「全仏オープン」での錦織
(Photo by Clive Mason/Getty Images)