今回は、サクランボについて書いていきたいと思います。【関連記事】シャインマスカットの驚くべき効果効能サクランボの種類サクランボの種類は全世界で1000種を超えるといわれているそうです。その中でも日本で食べることのできる主な種類を紹介します…

 今回は、サクランボについて書いていきたいと思います。

【関連記事】シャインマスカットの驚くべき効果効能

サクランボの種類

サクランボの種類は全世界で1000種を超えるといわれているそうです。

その中でも日本で食べることのできる主な種類を紹介します。

・佐藤錦(さとうにしき)
赤いルビーと呼ばれる佐藤錦は日本を代表する品種で、見た目の綺麗さ、柔らかくて口当たりの良さが人気を集めています。

生産量・知名度ともに国内ではダントツです。

・高砂(たかさご)
甘さも酸味も感じる味で、ややあっさりとした印象。良く言えば上品、悪く言えば味が薄いといったのがこの高砂の特徴です。

旬の時期は6月中旬頃~7月初旬ですが、佐藤錦よりもやや早くに店頭に並びます。

・豊錦(ゆたかにしき)
触った感じも食感もとても柔らかく、食べてみると酸味が少なくてとても甘く感じます。糖度以上に甘さを強く感じられるのは、酸味が少ないからでしょう。

豊錦は早生種なので、5月下旬には旬を迎えます。

・紅秀峰(べにしゅうほう)
豊錦同様に酸味が少ないため、糖度以上に甘い口当たりが特徴。果肉はクリーム色でやや硬めのため、比較的日持ちが良いです。

旬の時期は6月下旬から7月下旬。

・月山錦(がっさんにしき)
月山錦の特徴は、なんといってもその色と粒の大きさです。一般的なさくらんぼに比べて、1粒9g前後ととても大粒。アメリカンチェリーと比べてもひけをとらない大きさになります。

しっかりとした果肉で、酸味が少なく、甘さが強く感じられる味が特徴。

旬の時期は6月中旬頃から7月中旬頃です。

・ビング(Bing)
ビングは代表的なアメリカンチェリーです。

大きく丸みがあり、濃い赤紫色が特徴的で果汁も濃紫色になっています。酸味より甘味が強いです。

旬の時期は5月上旬から7月下旬辺りまで。

サクランボの栄養・効果

・むくみや高血圧の予防
サクランボはカリウムを比較的、多く含む果物です。

カリウムの効能は高血圧や動脈硬化の予防に効果的で、体内の過剰なナトリウムを汗や尿とともに、排出する働きがあります。

また、サクランボはカリウムだけでなく、利尿作用のあるアスパラギン酸も含むため、顔や足のむくみの解消にも効果を発揮します。カリウムを含むサクランボは、むくみやすい体質の方にお勧めです。

・疲労回復や食欲増進
サクランボの栄養には、アスパラギン酸や、リンゴ酸やクエン酸などの酸味成分(有機酸)、ブドウ糖が含まれています。

とくにアミノ酸の一種であるアスパラギン酸は、果物類でトップクラスの含有量です。

これら栄養の効能や働きには、素早くエネルギー源となったり、エネルギー代謝(クエン酸回路)を活発にして乳酸を分解、エネルギーに変換して疲労を回復してくれます。クエン酸は胃液の分泌を促して食欲を増進させ、消化吸収の改善に効果的です。

その他、サクランボの栄養には、三大栄養素の代謝を促してエネルギーをつくるビタミンB群、疲労回復に役立つ鉄やカルニチンなどの栄養の吸収を高めてくれるビタミンCまでも含まれています。

・貧血や冷え症予防のサポート
サクランボには鉄分や葉酸、銅などのミネラルやビタミンも含まれています。

鉄分や葉酸の効能には貧血の予防や冷え症の改善などに効果がありますが、リンゴ酸やクエン酸にも血行を促す働きがあります。

また、サクランボは銅も含み、鉄の利用を促す効能があるため、女性にとっては欠かせない栄養がたくさん含まれています。

葉酸はカラダの組織をつくり、胎児の先天異常を予防する働きを持つので、特に妊娠さん授乳中の女性にはおすすめの栄養です。

この他にもβ-カロテンやビタミンCなどの栄養も含みます。女性にうれしい、抗酸化作用やアンチエイジング、美白効果や効能が期待されています。

・虫歯や便秘の予防
サクランボには、ソルビトールという糖アルコールの一種が含まれています。

このソルビトールは、虫歯の原因となる菌の餌にはならず、それと同時に消化吸収もされにくいので、便秘の解消や虫歯予防などの効能があります。

また、リンゴ酸の効能には整腸作用があるので、便通の改善に有効です。

ソルビトールはお菓子にも使われている天然甘味料です。保湿効果もあるため、食品以外にも化粧品の保湿成分に使われています。

●サクランボこんな方にオススメ

・疲労回復、エネルギー補給

・夏バテ予防やケア

・便秘、むくみ予防

・貧血の予防、改善

・血行不良、冷え性気味

・老化予防

・疲れ目・眼精疲労予防

・肌のアンチエイジング

・肌荒れ・乾燥が気になる

[文:meilong スタッフ]


※健康、ダイエット、運動等の方法、メソッドに関しては、あくまでも取材対象者の個人的な意見、ノウハウで、必ず効果がある事を保証するものではありません。

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meilong 院長・石川美絵(いしかわ・みえ)

石川美絵

大学では栄養学を学びテレビ局、IT企業、広告代理店などに勤務し、20代後半時の大きな人生の挫折から東洋医学の世界に出会う。鍼灸と漢方の奥深さに魅かれ鍼灸学校に入学し国家資格鍼灸師免許を取得。学生時代は40院の経営兼柔道整復師・鍼灸あん摩指圧マッサージ師でもある先生のアシスタントをし、国家資格取得後、北京中医薬大学卒でもある鍼灸30年の先生から技術を取得する。さらに美容鍼灸のパイオニアに師事し、世界で活躍する日本鍼灸の技術に刺激され研究を重ねる。さらに200件以上の治療院・クリニック・スパ・エステなどを周る。ホテル椿山荘の鍼灸治療施設「KENBITOKYO」、「東方健美」へ勤務した後、2014年、四谷に紹介制治療院Meilongを開業。

世に鍼灸を広めたく2015年meilong恵比寿院をオープンし、続けて2017年meilong恵比寿mana院をオープン。2019年meilong銀座院もオープン。

千葉大学医学部附属病院の和漢診療科での研修、漢方医、各専門分野の医師との連携もし日々、情報交換、学会への参加も努めている。また自分自身が不妊治療をし鍼灸と漢方も併用し子を授かったが途中、死産分娩を経験している事、さらに不育症からの妊娠を維持する為の体験、知識もあり不妊治療にも寄り添いたいという想いも強い。世の頑張っている女性の一番の味方でありたいと思っている。