「全仏オープン」（フランス・パリ／5月26日～男子6月9日・女子8日／クレーコート）に、日本勢として初めてグランドスラム第1シードで出場する大坂なおみ（日本／日清食品）。今大会では3大会連続のグランドスラム優勝を目指す。大坂は、大会前の記者…

「全仏オープン」（フランス・パリ／5月26日～男子6月9日・女子8日／クレーコート）に、日本勢として初めてグランドスラム第1シードで出場する大坂なおみ（日本／日清食品）。今大会では3大会連続のグランドスラム優勝を目指す。

大坂は、大会前の記者会見で「私は準々決勝を目指して、ここに居たくはありません。もちろん以前ここでは遠く及びませんでしたが、私の最終目標は当然優勝することです」と話した。

「私はいつもとても大きな目標と夢を持っています。18歳だった頃いつも、いつかNo.1になりグランドスラムで優勝するつもりでいました」「もっと長い目標の話でしたら、もちろん私はまだウィンブルドンでも優勝していません。そして1年ですべてのグランドスラム優勝できれば本当にクールです」「でも、オリンピックもやってきます。私たちはその事を忘れていません。たくさんのことが進んでいると思います。私は一度に多くのことにフォーカスしています」

本人も「以前は、私はもっと控えめでした」と言うようにシャイで謙虚な大坂だが、「全米オープン」「全豪オープン」とグランドスラム2連続優勝を果たし、いま大きな目標を言葉に表して言うことの大切さを話した。

「いつも全米オープンや全豪オープンを優勝したいと思っていましたが、誰にも言いませんでした。一方でそれができるとは本当には信じられなかったからです」「でも私は、実現するためにはそれを口に出さなければならないと信じています。もし自分が1％でも信じていなければ実現しない可能性があるので、心から信じなければなりません」

ひとつひとつ大きな目標を成し遂げてきている、21歳の大坂。今大会でのびのびとしたプレーを見せてくれることに期待したい。1回戦は世界90位のアンナ カロリーナ・シュミドローバ（スロバキア）と対戦予定だ。

（テニスデイリー編集部）

※写真は「全仏オープン」での大坂なおみ

(Corinne Dubreuil / FFT)