「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)の大会1日目。男子シングルス1回戦で、第7シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界153位のカンタン・アリス(…

「全仏オープン」(フランス・パリ/5月26日~男子6月9日・女子8日/クレーコート)の大会1日目。男子シングルス1回戦で、第7シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界153位のカンタン・アリス(フランス)に6-2、6-3、6-4のストレートで勝利し、同大会5年連続で2回戦へ進出した。

この試合で目立ったのは錦織のラリーでのミスの少なさ。ダブルフォルトを除いたアンフォーストエラーは第1セットでは3本、第2セットでも3本、第3セットは6本と合計12本だった。錦織は第1セット第1ゲームでいきなりブレークに成功し、試合後に本人も「まずブレークしてリラックスして臨めた」と、伸び伸びプレーできたことがうかがえた。

そしてミスのないラリーで主導権を握れたことにより、リターンゲームでも優位に。93ポイント中50ポイント獲得と、相手のサービスゲームながら半分を超える53%のポイント獲得率を誇った。

その錦織は、ジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)とペーター・ゴヨブチック(ドイツ)の勝者と2回戦で対戦する。

初戦を快勝で飾り、良いスタートを切った錦織の次戦にも期待がかかる。

【錦織 対 アリス 主なスタッツ】

◆錦織

サービスエース         3本

ダブルフォルト         6本

ファーストサーブ成功率     62%

ファーストサーブポイント獲得率 71%

セカンドサーブポイント獲得率  48%

ブレークポイント勝率      8/19

ウィナー            37本

アンフォーストエラー      18本

◆アリス

サービスエース         6本

ダブルフォルト         10本

ファーストサーブ成功率     44%

ファーストサーブポイント獲得率 63%

セカンドサーブポイント獲得率  32%

ブレークポイント勝率      3/4

ウィナー            26本

アンフォーストエラー      39本

(テニスデイリー編集部)

※写真は「全仏オープン」での錦織圭

(Photo by Clive Mason/Getty Images)