1月の「全豪オープン」後に臀部の再手術を受け、復帰を目指している元世界1位のアンディ・マレー(イギリス)。そのマレーが、過去2度シングルスで優勝している「ウィンブルドン」に、今年ダブルスで出場する可能性があることをBBCやタイムズ紙が報じて…

1月の「全豪オープン」後に臀部の再手術を受け、復帰を目指している元世界1位のアンディ・マレー(イギリス)。そのマレーが、過去2度シングルスで優勝している「ウィンブルドン」に、今年ダブルスで出場する可能性があることをBBCやタイムズ紙が報じている。

再手術後は「痛みから解放された」と語っていたマレーは「芝シーズンの間にシングルスでプレーする可能性はほとんどない」と話す一方、「ダブルスは可能性がある」と言及している。

同じ手術を受けて復活を果たしたダブルススペシャリストのボブ・ブライアン(アメリカ)を例にあげ、「ボブがダブルスの試合でやってきたことを見れば、僕もダブルスでは間違いなく大丈夫だろう。シングルスではどうなのか、そこから考えてみなくてはならない」と、ダブルスでの出場は体調の面で自信も見せたが、先例がないシングルスへの復帰には慎重だ。

「もし良い調子が続けば、間違いなくシングルスにも挑戦してどうなるか試してみるだろう。先例があるから、僕はダブルスでは試合ができるとかなり確信している」

もしダブルスで出場するとなると、気になるのはペアとなる相手。期待されるのはダブルススペシャリストである兄のジェイミー・マレー(イギリス)との兄弟ペアだが、現状ではその可能性は低いようだ。

ジェイミーは「状況によってはあり得るかもしれないが、でも僕はトーナメントを勝てる可能性が最も高い道をとりたい。普段はアンディと一緒に出れば十分に勝てる可能性があるけど、今はたぶん、アンディは最高の状態ではない」と否定的なコメントをしている。

一度は引退かと思われたマレーの復帰に期待がかかる。

(テニスデイリー編集部)

※写真はアンディ・マレー

(Photo by Mike Marsland/Mike Marsland/WireImage)