「ATP1000 ローマ」(イタリア・ローマ/5月12~19日/クレーコート)の大会最終日。男子シングルス決勝で、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第1シードのノバク・ジョコビッチ(…

「ATP1000 ローマ」(イタリア・ローマ/5月12~19日/クレーコート)の大会最終日。男子シングルス決勝で、第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)が第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)と対戦。ナダルが6-0、4-6、6-1のフルセットで勝利し、同大会2連覇、9度目の優勝を飾った。また、この優勝で史上最多となる34個目のマスターズ1000タイトル獲得となった。

長年のライバルである両者の対戦は、これでナダルの26勝28敗となった。

第1セットでは、ここまでの疲れかミスの多いジョコビッチに対し、ミスのないプレーでナダルが圧倒する。しかし第2セットでは、ジョコビッチのカウンターが決まり始めた。ナダルは第7ゲームで0-40の大チャンスがありながらもしのがれ、逆にわずかなピンチを決められ落とした。

それでも第3セットではナダルが巻き返し、今季初タイトルを手にした。

クレーキングの異名を持ち、圧倒的な強さを誇っていたナダルだが、今季はここまで「ATP1000 モンテカルロ」、「ATP500 バルセロナ」、「ATP1000 マドリード」でいずれもベスト4止まりと、これまでの実績と比べると不調。12度目の優勝を目指す「全仏オープン」に向けて調子が不安視されていたが、前哨戦で遂に優勝を飾り弾みをつけた。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 ローマ」でのナダル

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)