全国大会出場は死守した。3位で折り返した2日目。初日に不調だった伊藤と鄭を外し、新たに片岡、馬場を加え、3位キープを狙い試合に臨んだ。しかし全体として順位を二つ落とし、5位。悔いが残る大会となった。失速したが、かろうじて最低限の目標は達成…

 全国大会出場は死守した。3位で折り返した2日目。初日に不調だった伊藤と鄭を外し、新たに片岡、馬場を加え、3位キープを狙い試合に臨んだ。しかし全体として順位を二つ落とし、5位。悔いが残る大会となった。失速したが、かろうじて最低限の目標は達成した。

 「選手を2人替えたのが上手くいかなかった」と鈴木主将。チームの士気を高めるために2日目は初日スコアの悪かった2人が残りのメンバーと代わると決まっていたが、今回は上手くハマらなかった。「団体戦は一打一打の重みとプレッシャーが大きい(塚本)。選手のコンディションやメンタル面で、個人戦では見えなかった課題が浮き彫りとなった。

 「1番ホールは今までにないような緊張感だった」縄田は大学ゴルフのデビュー戦をこう振り返った。しかし、緊張に押しつぶされることなく、最後まで堂々たるプレーを披露。日本ジュニア選手権18位の実力の片鱗を伺わせた。「1打でも少なく」の意識で、全国大会でもメンバー入りを狙う。

 Aブロックの大学で唯一、一般入部(一般組)も対抗戦で活躍している明大。今大会の出場メンバー10人のうち3人が一般組だ。男子部のスポーツ推薦者は7名と、他大学と比べ少ないため、一般組の踏ん張りはチームの好成績に直結する。「スポーツ推薦者に勝つという強い気持ちが大切」(鈴木)。一般組のさらなる成長がチームを活性化し、良い競争をもたらす。

[市瀬義高]

試合後のコメント

片岡

――今大会はいかがでしたか。

 「自分は2日目にしか出ていないですが、個人的にはまずまずのゴルフができました。順位を二つ下げてしまったのは残念なので、全国大会は良い結果を残せるように頑張ります」

鈴木

――全国大会出場を決めました。

 「なんとか粘って、全国出場を手放さなかったのは良かったですね。2日目は、5位と6位をさまよっていると聞いていたので、プレッシャーが掛かっていました。満足できる結果ではないですが、無事5位に入り最低限の目標は達成できました」

本間

――上の順位を狙うための課題は何でしょうか。

 「練習レベルをもう少しあげて試合に近い練習をすることで、試合で実力を発揮できると思います。東北福祉大と日大は試合の際に苦しくなっても、乗り越えてきます。負けないようにもっと練習しないといけません」

塚本

――今大会はいかがでしたか。

 「チームとしても、個人としてもすごい悔しい結果でした。全国大会には出場できますが、みんな力を出し切れなかったので悔しいです。全国大会は、四年生の先輩と戦う最後の春の大会なので、成績を残して最高の形で春を終えたいです」

縄田

――今大会はいかがでしたか。

 「大学デビュー戦でした。高校時代までの試合の感覚、緊張感とは違って応援団や先輩達がたくさんいて、別の緊張感が味わえました。なかなか2日間とも上手くゴルフができなかったので、次はチームに貢献できるよう練習に励みます」