入替戦出場が懸かったリーグ戦最終日。前半開始直後に先制を許したものの食らいつき、23分、可児大輝(政経1=春日丘)の得点で逆転。しかし終了間際のミスにより同点で前半を終える。後半は大畠洋斗(政経2=法政二)の得点から流れをつかみ、最終的に…
入替戦出場が懸かったリーグ戦最終日。前半開始直後に先制を許したものの食らいつき、23分、可児大輝(政経1=春日丘)の得点で逆転。しかし終了間際のミスにより同点で前半を終える。後半は大畠洋斗(政経2=法政二)の得点から流れをつかみ、最終的に2点の差をつけて強豪筑波大を破った。
◆4・13~5・18 関東学生春季1部リーグ戦(国士大多摩体育館他)
▼5・18 対筑波大戦(国士大多摩体育館)
〇明大25{11―11、14―12}21筑波大
「春リーグで一番いい試合だった」(加藤良典監督)。前半2分、相手に1点を取られたものの、すぐに追いつき一歩も引かず。高橋海(営2=法政二)の再三の好セーブも光り、流れを渡さなかった。23分には可児の得点でついに逆転し、そのまま続けて2点差をつける。しかし、終了間際のタイムアウトを挟んでの選手の交代がうまくいかず、同点に追いつかれての前半終了となった。
後半は開始直後に大畠がシュートを決めると、主導権はこちらのものに。次々とゴールを揺らし、2点のリードを奪ったまま試合終了。今大会負けなしだった筑波大に勝利し、8位という結果を残しリーグ戦は幕を閉じた。
春リーグ最後に意地を見せた明大。「戦略よりもまずはチームとしてしっかりやるということを意識した」(加藤良典監督)。入替戦出場の危機を目前にチームは団結。「相手は優勝が決定しているので、自分達はチャレンジしていくという気持ちを出した」(山田信也主将・政経4=愛知県私立愛知)。前向きに挑戦がチームを成長させた。
入替戦こそ回避したものの、目標の優勝とはかけ離れた8位という結果で終わった明大。「今までいろんなチームに負けていて、落ち込むところもあった」(山田)。部員の体調不良やケガもあり、5連敗を喫するなど苦しい時期の続いた今大会。「秋リーグ、インカレまでに個人としてもチームとしても強化していかなければ勝てない」(高橋)。課題も見つかった。今大会の反省を秋につなげ、今度こそは優勝を目指す。
[波木井里紗]
試合後のコメント
加藤監督
――今日の試合を振り返っていかがでしたか。
「春一番いい試合ができたなと思います。選手たちも今日に関してはよくやってくれたと感じています」
山田
――前半からいいスタートが切れていました。
「相手は1位が決定しているので、自分達はチャレンジしていくという気持ちを練習の時から出していきました。アップからもしっかり全員が声を出すことができました。それが今試合のスタートにつながって、離される場面もなくできたのではないかなと思います」
大畠
――春季リーグ8位という結果についていかがですか。
「1回負け出すとそのままダラダラ負けてしまう、悪い癖が自分たちにはあるので、秋は全勝するくらいの気持ちでいきたいです」
岩田圭司(営3=市川)
――秋季リーグの抱負をお願いします。
「どこのチームも力をつけてくると思うので、そこに負けないように上位を狙って頑張りたいと思います」