早大との激闘から一夜明けて迎えたリーグ戦最終日は、専大との対戦。勝てば優勝が決まる大一番を4ー1で勝ち切り、全勝で2年連続の優勝を果たした。◆5・10~17 春季関東学生1部リーグ戦(所沢市民体育館他)▼5・17 対専大戦(港区スポーツセ…

 早大との激闘から一夜明けて迎えたリーグ戦最終日は、専大との対戦。勝てば優勝が決まる大一番を4ー1で勝ち切り、全勝で2年連続の優勝を果たした。

◆5・10~17 春季関東学生1部リーグ戦(所沢市民体育館他)

▼5・17 対専大戦(港区スポーツセンター)

○明大4-1専大

 チームの総合力でつかんだ栄冠だ。 龍崎東寅(商3=帝京)は2番手で登場。第1ゲームを落とすものの、しっかりラリー戦を制す。1試合目を落としたチームに流れを呼び戻した。続く3番手の遠藤竜馬(政経3=野田学園)は第5ゲーム目までもつれ込んだ大接戦をモノにしチームの勝利に大きく貢献。ダブルスもさすがの強さで勝利を収め、チームカウント3―1で優勝まであと一勝。最終ゲームは5番手に委ねられた。

 またもこの男が優勝を決めた。西康洋(商2=明徳義塾)は三部航平(専大)との対戦、ゲームカウント2―1で第4ゲームへ。7―4とし勝利まであと一歩と迫るものの、その後4ポイントを連続で奪われる。流れを失ったかに思われたが「自信を持って強気でプレーすることができた」(西)。ここぞの勝負強さが光り、3ポイントを連続で奪取。最後はレシーブをフォアハンドで押し込み、2年連続の春季リーグ戦優勝を決めた。昨年度秋リーグ戦でも優勝の懸かった場面を任され、決め切った西。しかし大接戦だった早大戦では同じ場面で痛い敗戦を喫していた。それでも「周りのみんなが励ましてくれて立ち直れた」。チームへ最高の形で持ち帰った勝利。西を迎えるベンチの歓声にガッツポーズで応えた。

 全勝で連覇を果たし、新たに好スタートを切った明大卓球部。今年度は各大学同等の戦力がそろい、今後も混戦が予想される。しかし「一番の目標であるグランドスラムに向けて絶対インカレで優勝したい」(龍崎)と意気込みは十分。3年ぶりのグランドスラムへ走り抜ける。

[福田夏希]