「ATP1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月5~12日/クレーコート)の大会最終日、男子シングルス決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第8シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦。6-3、6-4でジョコ…

「ATP1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月5~12日/クレーコート)の大会最終日、男子シングルス決勝で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第8シードのステファノス・チチパス(ギリシャ)と対戦。6-3、6-4でジョコビッチが勝利し、同大会3年ぶり3度目となる優勝を果たした。試合時間は1時間32分。

両者は昨年のロジャース・カップ「ATP1000 モントリオール」で1度対戦しており、そのときはフルセットの末にジョコビッチが敗れていた。クレーコートでの対戦は今回が初となった。

第1セット、第2ゲームでジョコビッチがブレークに成功すると、そこからは両者サービスゲームをキープする展開が続き、6-3で第1セットをジョコビッチが先取した。

第2セットでもお互いにサービスゲームをキープする拮抗した展開が続いた。しかし、ゲームカウント4-4で迎えた第9ゲームでジョコビッチがブレーク。そして続く第10ゲームで粘るチチパスを振り切り、デュースの末にジョコビッチがキープして6-4で第2セットを連取して勝利を決めた。

敗れたチチパスは準決勝で第2シードのラファエル・ナダル(スペイン)を破っており、自身初となるマスターズ1000の優勝を狙っていたが、第1シードのジョコビッチが一度もブレークポイントを握られることなく勝利し、その強さを改めて見せつけた。

また、ジョコビッチはマスターズ1000の大会での優勝がこれで33回目となり、ナダルと並んで史上最多タイとなった。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 マドリード」でのジョコビッチ

(Photo by David Aliaga/MB Media/Getty Images)