「ムトゥア マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/5月4~11日/クレーコート)女子シングルスで、ベスト4進出はならなかった第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)。試合後に今後への意…

「ムトゥア マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/5月4~11日/クレーコート)女子シングルスで、ベスト4進出はならなかった第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)。試合後に今後への意気込みを語った。

今シーズン1月の「全豪オープン」でグランドスラム2大会連続優勝を果たし、世界1位となった大坂。

WTA(女子テニス協会)公式サイトによると、準々決勝後に大坂は「ここで準決勝にいけば当然世界No.1をキープできる、とも言われてきました。そうしたいので、プレー中にそのことを考えてしまいました。必ずしもいいことではありませんでした」と話した。

なお、現在世界3位のシモナ・ハレプ(ルーマニア)が「ムトゥア マドリード・オープン」で優勝を飾った場合、大坂は世界1位から陥落することになる。

また、大坂は「私はみなさんにランキングのことはあまり気にしないと言いますが、正直、ぜひとも『全仏オープン』で世界No.1としてプレーしたいんです。グランドスラムではまだ第1シードとしてプレーしたことがないので。そしてこの過去数週間、No.1とNo.2では大きな違いがありました。私は落ち着いていれば、ベストなプレーをしますし、今日はそうではありませんでした。それが一番大きく学べたことです」と、準々決勝を振り返りつつ語った。

そんな大坂は、次は5月13日から行われる「BNL イタリア国際」に出場を予定。同大会最高成績は2018年の2回戦進出となっている。

先日には「私はとにかくクレーに慣れたかったんですが、そうなってきたと思います。なので、『全仏オープン』に向かっていい感じです」と、クレーでのプレーに手応えを語った大坂。次大会での活躍にも期待したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ムトゥア マドリード・オープン」での大坂なおみ

(Photo by David S. Bustamante/Soccrates/Getty Images)