「ムトゥア マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/5月4~11日/クレーコート)の大会6日目、女子シングルス準々決勝で第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が世界18位ベリンダ・ベン…

「ムトゥア マドリード・オープン」(スペイン・マドリード/5月4~11日/クレーコート)の大会6日目、女子シングルス準々決勝で第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)が世界18位ベリンダ・ベンチッチ(スイス)と対戦。6-3、2-6、5-7で大坂が敗れ、ベスト4入りはならなかった。

勝利したベンチッチは準決勝で第3シードのシモナ・ハレプ(ルーマニア)と対戦する。ハレプは第9シードのアシュリー・バーティ(オーストラリア)を破っての勝ち上がり。

第3セットはベンチッチのサービスゲームから。第1ゲームで2本のブレークポイントを握った大坂だが、ここはベンチッチにしのがれてしまう。続く第2ゲームでは逆に2本のブレークポイントを握られたが、大坂がしのぎきり、お互いにサービスゲームをキープして序盤を終えた。

大坂は第3ゲームを終えたところでジェンキンスコーチを呼んだ。最初、大坂の表情は暗かったが、コーチの言葉に何度もうなずき、少し自信を取り戻したようで、第4ゲームは危なげなくキープした。さらに第5ゲームをラブゲームでブレークし、ゲームカウント3-2とした。

第6ゲームで2本のブレークポイントを握られた大坂だが、粘るベンチッチを振り切り、5度のデュースの末にキープし、リードを守った。

そして大坂のサービング・フォー・ザ・マッチとなった第10ゲーム。ここにきて0-40とピンチを迎えた大坂は、しのぎきることができずにブレークバックを喫し、ゲームカウント5-5とされた。

土壇場で追いつかれた大坂は、ゲームカウント5-6で迎えた第12ゲームで15-40とマッチポイントを握られてしまうと、ラリーの末に大坂のボールがネットを越えることができず、5-7で第3セットを落としてベスト8敗退となった。

これで大坂は「BNPパリバ・オープン」に続き、ベンチッチに2連敗となった。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ムトゥア マドリード・オープン」での大坂なおみ

(Photo by Alex Pantling/Getty Images)