「ATP1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月5~12日/クレーコート)の大会4日目、男子シングルス2回戦で第6シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界109位のウーゴ・デリエン(ボ…

「ATP1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月5~12日/クレーコート)の大会4日目、男子シングルス2回戦で第6シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界109位のウーゴ・デリエン(ボリビア)と対戦。7-5、7-5で錦織が勝利し、3回戦進出を果たした。試合時間は2時間1分。

この試合で際立ったのは、錦織のブレークのチャンスの数。24本ものチャンスを作ったものの、ブレークに成功したのは5本。デリエンもピンチで強力なサーブを放ってはいたが、19本もしのがれ、重要な場面で取り切れない不安が残った。

錦織も試合後のインタビューで「彼のサーブが良かったのでなかなかリターンを返せなかったのが苦しいところでした。彼のプレーが良かったのですが、諦めずにやっていました」と話している。

またフォアハンドでのウィナーは16本を数えたが、同時にアンフォーストエラーも19本と目立った。

それでも「ボールがすごく跳んだり跳ねたりするコートなので、それに徐々に合わせていけているかなとは思います。まだ初戦なので、次からどんどん調子を上げていけたらなと思います」と前向きに語っており、次戦で修正することが期待される。

錦織の3回戦の相手はスタン・ワウリンカ(スイス)。両者の過去の対戦成績は、錦織の4勝6敗で現在2連敗中。強敵に打ち勝ち、同大会2年ぶりのベスト8進出なるか注目だ。

【錦織 対 デリエン 主なスタッツ】

◆錦織

サービスエース         5本

ダブルフォルト         1本

ファーストサーブ成功率     56%

ファーストサーブポイント獲得率 77%

セカンドサーブポイント獲得率  38%

ブレークポイント勝率      5/24

ウィナー            35本

アンフォーストエラー      29本

◆デリエン

サービスエース         3本

ダブルフォルト         0本

ファーストサーブ成功率     79%

ファーストサーブポイント獲得率 57%

セカンドサーブポイント獲得率  36%

ブレークポイント勝率      3/8

ウィナー            20本

アンフォーストエラー      28本

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 マドリード」での錦織

(Photo by Julian Finney/Getty Images)