「ATP1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月5~12日/クレーコート)の大会4日目、男子シングルス2回戦で第6シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界109位のウーゴ・デリエン(ボ…

「ATP1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月5~12日/クレーコート)の大会4日目、男子シングルス2回戦で第6シードの錦織圭(日本/日清食品)が世界109位のウーゴ・デリエン(ボリビア)と対戦。7-5、7-5で錦織が勝利し、3回戦進出を果たした。

勝利した錦織は、現在行われているスタン・ワウリンカ(スイス)とギド・ペラ(アルゼンチン)の勝者と3回戦で対戦する。

第2セットもデリエンのサービスゲームから。序盤はお互いにサービスゲームをキープする展開が続いた。そして先にチャンスをつかんだのは錦織。第5ゲームで合計4度のブレークチャンスを迎えたが、いずれもしのがれてしまい、ブレークすることはできなかった。

続く第6ゲームで錦織は、自身のミスが続いて30-40とブレークポイントを握られる。しかしなんとかしのぎきり、ゲームカウント3-3とした。

そして第7ゲームで再び15-40とブレークチャンスを迎えた錦織。しかしいずれもデリエンの好サーブに阻まれ、ブレークすることができない。それどころか第8ゲームでデリエンにブレークポイントを握られる。ここはデリエンのドロップショットに見事な対応を見せてしのぎきった。

第9ゲームで2本のブレークポイントを握った錦織。1本はしのがれたものの、続くプレーでラリーの末にデリエンのショットがネットを越えられず、ついにブレークに成功する。

しかしサービング・フォー・ザ・マッチとなる第10ゲームで、錦織はラブゲームでブレークバックを許し、ゲームカウントは5-5に。

それでも錦織は第11ゲームでチャンスを作ると、ここは1本で決める。そして第12ゲームをしっかりキープして苦戦しながらも3回戦進出を決めた。

錦織はストレートで勝利したものの、第1セットでは12本、第2セットでは7本ものチャンスを相手にしのがれ、なかなかブレークを奪えなかった。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 バルセロナ」での錦織

(Photo by David Ramos/Getty Images)