ロジャー・フェデラー、基金で建てた幼稚園をサイクロン犠牲者たちの避難所として開放ロジャー・フェデラー基金がマラウイの子供たちのために建てた幼稚園が、今年3月に南アフリカで起きたサイクロン・イダ…

ロジャー・フェデラー、基金で建てた幼稚園をサイクロン犠牲者たちの避難所として開放

ロジャー・フェデラー基金がマラウイの子供たちのために建てた幼稚園が、今年3月に南アフリカで起きたサイクロン・イダイの数千人にも及ぶ被災者救済に大きく貢献している。

洪水の水位が下がるとともにモザンビーク、ジンバブエそしてマラウイにおける死者の数は大きく膨れ上がり、約1000人もの死者を出した。更には4月の末日に新たなサイクロン・ケネスが猛威を振るい犠牲者を出している。「サイクロン・イダイは信じられないほどの災害です」とロジャー・フェデラー。「そして、最も弱いマラウイ、モザンビーク、ジンバブエの地域を襲ったのです。復興には何年もの期間が必要になるでしょう。私の心と結束の気持ちは、この災害で住処をなくした方々、愛する人を亡くした方々と共にあります。」

人口17万人の内70%もの人々が1日2ドル以下で生活する発展途上国のマラウイ。その南に位置するンサンジェが今回最も被害がひどい地域だった。

国内に6つあるロジャー・フェデラー基金の校舎は全て避難所として開放されれている。現時点で9千人以上の人々が住む場所を奪われた人々の数字は今後、大きく膨れ上がり最大で50万人に膨れ上がるという予想もあるようだ。

基金のサテライトセンターはモデルセンターに比べて強固に建設されておらず、多くは崩壊してしまったり大修復を必要とする事態で、すぐには再起できない状態だ。

現段階では安全な水の供給と、感染症を防ぐため汚物処理施設の確保が最も重要とされており、今後も多くの支援が必要になるだろう。ロジャー・フェデラー基金では、広く寄付金を募っている。

ロジャー・フェデラー基金は現在、7か国での活動、18のパートナー、116万人の子供達に支援を伸ばし、4,200の学校教育の向上に貢献し、1万7,500人の先生の教育能力の向上に協力し、

今までで合計44億スイスフラン(約4780億円)の寄付、投資を行ってきた基金である。 

Photo by Roger Federer Foundation via Getty images

ATP翻訳ニュース/ATPTour.com