3年ぶりにクレーコート大会でプレーすることを決め、「ATP1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月5~12日/クレーコート)に出場を予定しているロジャー・フェデラー(スイス)。ラファ…

3年ぶりにクレーコート大会でプレーすることを決め、「ATP1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月5~12日/クレーコート)に出場を予定しているロジャー・フェデラー(スイス)。ラファエル・ナダル(スペイン)のコーチを務めるカルロス・モヤ(スペイン)がフェデラーのクレーシーズンについて語った。

Tennis World USAによると、モヤは「フェデラーはクレーコートですごく良いプレーをするでしょうね。最近の彼らしく、きっと攻めの展開をしていくでしょう。まあ、リスクもずっと大きくなりますが」と話した。

フェデラーは2017年と2018年の2年間、クレーコートシーズン(4月から6月上旬まで)をスキップし休養にあててきた。最後に出場したクレーコート大会は、2016年5月の「ATP1000 ローマ」だった。

「フェデラーの最終的なスケジュールを待たなければいけませんが」とモヤは前置きしつつ、「今のところ、マドリードと『全仏オープン』に出ますよね。これらは彼の今のコンディションに最も適したものです、特にマドリードは。マドリードでのトーナメントは標高が高いので球足が速くなる」と、コートとの相性にも触れた。

一方でナダルとフェデラーのライバル関係についても語ったモヤ。なお、「全仏オープン」では過去4度決勝で対戦している両者だが、その4戦全てでフェデラーは優勝を阻まれてきた。

そのことについては、「ナダルがいなければ 、フェデラーが全仏の度重なる優勝者となっていたはずです。フェデラーはクレーコートで数回決勝まで進出していますが、ラファと対戦するといつも苦戦していました」と振り返った。

3年ぶりにクレーコートでプレーするフェデラーがどんなプレーを見せるのか期待が高まる。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 マドリード」会場で練習するフェデラー

(Photo by Alex Pantling/Getty Images)