「ATP1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月5~12日/クレーコート)に第6シードで出場する錦織圭(日本/日清食品)。その錦織が記者会見で現在の調子について語った。4月末の「AT…

「ATP1000 マドリード」(スペイン・マドリード/5月5~12日/クレーコート)に第6シードで出場する錦織圭(日本/日清食品)。その錦織が記者会見で現在の調子について語った。

4月末の「ATP500 バルセロナ」で錦織は、3月からの連敗を3でストップさせ徐々に復調。ベスト4入りを果たした。準決勝で敗れた後も「今のプレーを続けていればチャンスはあるかなと思います」と話し、前を向いている。

そのバルセロナでの戦いについては「モンテカルロよりはコントロールが良くなったり、簡単なミスもなくなったり、クレーでの戦いは自信がついた気がするので。ストローク戦で主導権を握れたり、ラリーは長くなりますけど、攻撃したり守ったりがうまくできていたと思うので、ちょっとずつ良くはなってきていると思います」と手応えを感じていることを改めて話した。

一方このマドリードについては「どこの大会よりも(ボールが)飛びやすいというのはありますね。ちょっと触っただけで飛んでいったり、しっかり振り切ってスピンをかけたりしないと簡単にボールが飛んでいってしまう。そこが他の大会よりは違いがあるところかなと思います」と語っている。

また記者会見では、3年ぶりにクレーコートの大会に復帰するロジャー・フェデラー(スイス)についても言及。

「選手もファンのみなさんも、フェデラーをまたクレーで観れるのは面白いと思います。特にこのマドリードのコンディションというのは、彼に合っているところがあるので。サーブが効いて、サーブアンドボレーだったり、ボールも跳ねるので、彼がアグレッシブにプレーしやすい環境なのかなと思います」とクレーコート大会のなかでもフェデラーのプレースタイルに合っていることを語った。

そう語る錦織もこのマドリードは2014年に準優勝、2015年と2016年にはベスト4と結果を残してきた大会。バルセロナで上向きにした調子をさらに上げて、大きな結果を残すことを期待したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 バルセロナ」での錦織

(Photo by Alex Caparros/Getty Images)