現在世界33位で元3位のスタン・ワウリンカ(スイス)は、「あと数年間はとても高いレベルでプレーできるだろう」と自身の現役キャリアについての見通しを語った。Tennis World USAが伝え…

現在世界33位で元3位のスタン・ワウリンカ(スイス)は、「あと数年間はとても高いレベルでプレーできるだろう」と自身の現役キャリアについての見通しを語った。Tennis World USAが伝えている。

ワウリンカは現在34歳で、2014年に「全豪オープン」、2015年に「全仏オープン」、2016年に「全米オープン」のタイトルを獲得した強豪。持ち前の強力な片手バックハンドが武器だ。

今年の実績では最初の「ATP250 ドーハ」では8強入り、2月の「ATP500 ロッテルダム」では決勝に進出するなど、改めて存在感を出しつつある。

今回、そのワウリンカは3年、4年、5年、あるいは2年なのかはわからないとしながらも「あと数年間はとても高いレベルでプレーできるだろう」と話し、現役をまだまだ続行する自信を覗かせている。

同選手は3度のグランドスラムの優勝を果たした一方で、2017年8月には膝の手術を受けてツアーを離脱し、一時は263位までランキングを落とすなど苦しい局面にも直面してきたが、まだ数年はコート上での雄姿を見られそうだ。

ワウリンカ自身は3年できれば本当に嬉しい、明日に引退してしまえば自身が子供の頃に夢見たよりもずっと少ない勝利で終わると言う一方で、「テニスでできることはほとんど全て達成した」とも話している。

今後のキャリアについては、同選手は「やる気が続く限り続けるよ。膝についても100%状態になっている自信がある」と話すなど、意欲十分な様子だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 インディアンウェルズ」でのワウリンカ

(Photo by Clive Brunskill/Getty Images)