3年ぶりにクレーコート大会でプレーすることを決め、5月5日から開幕の「ATP1000 マドリード」に出場を予定しているロジャー・フェデラー(スイス)。そのことについて、ノバク・ジョコビッチ(セ…

3年ぶりにクレーコート大会でプレーすることを決め、5月5日から開幕の「ATP1000 マドリード」に出場を予定しているロジャー・フェデラー(スイス)。そのことについて、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)は久しぶりのクレーコートでもフェデラーは適応できるだろうと示唆している。

ATP(男子プロテニス協会)によると、「ATP1000 モンテカルロ」の際にジョコビッチは、「去年テニス界はクレーコートでフェデラーのプレーが見られず残念だったと思う。でも僕個人としては、観客たちは彼が去年のクレーコートシーズンにも出場しないことに決めた理由を納得していたと思うし、僕は彼がプレーしたい理由もわかっている。我々のスポーツにとって、絶対にフェデラーはプレーしてくれたほうが良いに決まってますから」と語った。

フェデラーは2017年と2018年の2年間、クレーコートシーズン(4月から6月上旬まで)をスキップし、「ウィンブルドン」を含む芝シーズンへ向けた休養にあててきた。最後に出場したクレーコート大会は、2016年5月の「ATP1000 ローマ」だった。

また、ジョコビッチは37歳にしてトップレベルを維持し活躍を続けるフェデラーを称賛。2年連続で準優勝した「ATP1000 インディアンウェルズ」を引き合いに出し、クレーコートでも活躍できるだろうと示唆する。

「 素晴らしいテニスをしましたよね。ドバイ、インディアンウェルズ、マイアミの3つのうち2つで優勝、インディアンウェルズの決勝進出もそれだけで十分素晴らしい」

「クレーコートは他とはもちろん勝手が違うが、インディアンウェルズではボールがかなり高く弾むので、若干クレーコートに似ている。フェデラーはデビュー当初からずっと高めのボールの扱いが非常に上手いので、このサーフェスでのプレーも特に大きな問題はないだろう。 彼にはいつも大きな期待がかかる」

フェデラーはハードコートや芝コートでの活躍が特に注目を集めているが、もちろんクレーコートでも成功を収めてきた。今年出場予定の「ATP1000 マドリード」では、大会がハードコートからクレーコートへ変更されてから2度の優勝と1度の準優勝を誇る。また「全仏オープン」でも1度の優勝と4度の準優勝を経験してきた。

3年ぶりにクレーコートでプレーするフェデラーが、どんなプレーを見せるのか期待が高まる。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 マイアミ」でのフェデラー

(Photo by TPN/Getty Images)