オフェンスの頭脳、QBとして。ハードなプレーで敵をなぎ倒し、ディフェンスの最前を担うDLとして。チームを引っ張る副将として。池田主将と共に3人で今年の早稲田大学米式蹴球部BIG BEARSを日本一のチームへと導く覚悟。新体制での抱負と、…

  オフェンスの頭脳、QBとして。ハードなプレーで敵をなぎ倒し、ディフェンスの最前を担うDLとして。チームを引っ張る副将として。池田主将と共に3人で今年の早稲田大学米式蹴球部BIG BEARSを日本一のチームへと導く覚悟。新体制での抱負と、早慶戦へ向けた副将2人の思いを伺った。


※この取材は3月17日に行われたものです。

 

「皆と同じ目線に立って、同じ歩幅で」(柴崎)

昨年からエースQBとしてチームの大黒柱を担う柴崎選手

――昨シーズン甲子園ボウル出場など多くの経験を積んだシーズンだったと思いますが振り返っていかがですか

二村 関西のチームっていうのはうまい選手が多くて、パワーでは負けていなくてもスキルの部分で負けてしまったりしていたので、そこの差は感じました。

柴崎 チームとして本当に日本一を目指して自分たちを追い込むっていう文化ができたかなというのは思っています。その上で皆結構な自信をもって甲子園に挑んだんですけど、あれだけ本気でやったシーズンで関西に負けたっていうところで、それでも勝てない厳しさとかまだまだ自分たちの殻にこもっているというのを痛感して、もっともっと自分たちを追い込まなきゃいけないんだなっていうのを感じたシーズンでしたね。

――現在はどのような点を強化されていますか

二村 DLは昨年試合に出ていた4年生が抜けて、1からデプスを新しいメンツを組まなければいけない中で、個人の能力を上げるという部分の厳しい練習をしていますね。

柴崎 チームとしては新しいトレーニングを取り入れて、厳しいトレーニングをやっています。池田主将も言っているんですけど、全員で、下級生も含めて本当にチーム全員でやるっていうところでしっかりと意識統一をして、全員同じレベルでやるっていうのを意識して練習しています。

――副将にはどのような経緯でなられましたか

柴崎 副将は自分で立候補しました。やっぱり昨年のシーズン、チームを負けさせてしまったという責任を大きく感じているので今年は誰よりもチームを勝利に導きたいという思いがあります。副将っていう立場ではあるんですけど、主将の池田と僕と二村の3人が主将という気持ちで、3人で引っ張っていくという覚悟で副将になったので、池田をサポートするというよりかは3人全員でチームを引っ張るという思いから副将になりました。

二村 やっぱり池田がチームを一番引っ張っていく存在だと思っていて、その中でも自分も一緒にチームを引っ張らなきゃなと思ったので副将に立候補しました。池田を主将としながらも同じようにチームを引っ張っていければなと思います。

――副将という立場で、ご自身がチームから求められていることはどんな役割だと感じられていますか

柴崎 QBというポジションは一番重要なポジションなので、昨年までは自分がしっかりやればなんとかなるという考えで1年間やってきたんですけど。今年は副将としてもQBとしても全員と一緒に成長するといいますか。皆と同じ目線に立って、同じ歩幅で、1人で突っ走り過ぎないようにっていうのは同期からもコーチからも言われてきたところなので、そこは今年の自分に求められているところなのかなと思います。

二村 個人としてレベルを上げるということとは別に、チームを見渡す立場として今までやってきたことを周りに還元していくことを求められているのかなと思います。

――こういうチームにしたいというビジョンはあります

二村 全員がしっかりとやって、それぞれの選手がチームに役立つことを見つけて行動に移せるチームは強いと思うので、そういうチームにできればなと思います。

柴崎 まだまだ足りないなと思うのは「スイッチが入った時の厳しさ」ですね。今年はメリハリっていうのをすごい意識してるんですけど、スイッチが入った時の雰囲気の変わり方がまだまだ甘いので、スイッチが入った瞬間に雰囲気がガラッと変わるようなチーム作りを意識していきたいです。

――お二人から見た池田主将の印象はいかがですか

二村 変なやつですね。

一同 (笑)

二村 変なやつではあるんですけど、真面目でしっかりとチームを見渡せる能力がありますね。皆と分け隔てなく接しています。でも、ちょっと変なところもあったりして面白いやつですね。

柴崎 まさにその通りですね。(笑)たまに「池田節」っていうか、池田独自のすごい考え方があるので、そういうところを副将が補ってるっていう感じですね。誰よりも自分が決めたことをしっかりとやる人間なので、声もずっと出すし、誰よりも走るし、やりきるっていう事に関しては池田が一番だなと思います。

――副将同士、お互いの印象はいかがですか

柴崎 4年になるまでそんなに関わってこなかったので、お互いになんかグラウンドにいるな。アメフトにいろいろと捧げてるんだろうな。ぐらいの感覚でしかなかったんです。(笑)けど、今年に入ってからすごい話しはじめて、意外と抜けてるんだなという感じと、未経験で入ってきたのに真摯に取り組んできてトッププレーヤーになっているのに、そういうのを表に出さずに、ただひたむきに取り組んでいるのはすごいなと思いますね。僕はそういう努力をアピールしていきたいタイプなので。(笑)1人で黙々とやるのはすごいなと思いますね。

二村 僕は日本一を目指している高校にいたとかじゃないので、大学3年生の時から「俺が日本一にする」という気持ちを持って、日本一への像をチームに求めていく姿勢を持っているのがすごいなと思っていました。そういうメンタルは自分にはないものだったので尊敬しています。

――普段2人でどんなお話をされていますか

柴崎 う〜ん、特に内容のある話はしてないですね。(笑)話す回数はすごい増えたんですけど、 内容のある話をしてるのはアメフトの話をしてる時だけですね。

二村 たわいもない話ばっかりですね。(笑)QBとDLってなんなら一番関わりの遠いポジションなので。

――現在のチームの雰囲気はどのように捉えていますか

柴崎 いい意味でも悪い意味でも昨年と目指すチームは違うんですけど、昨年のチームでも中心としてプレーしていた自分としてはまだまだこれが実際の試合にどう繋がるのかっていうのはあって。4年生で毎日毎日話し合って、チームの雰囲気に敏感になってやっていっているので、自分たちがこういうチームを作ると決めた道に対して突き進んでいくしかないかなとは思っています。ただまだまだ関西に勝つっていうレベルには及ばないっていうのは全員が思っていることなので、さっきも話したメリハリの部分でオンとオフのスイッチの切り替えを高めていかないといけないなとは思っています。

二村 僕はディフェンスの状態として、強いチームになるためのベースはあると思っています。変に気取ってサボったりするやつっていうのはいないんですけど、逆にお人好しすぎる人が多いのかなとは思っています。そこらへんはまだまだゆるい部分なので変えていかなきゃいけないところかなと。

――高岡勝監督の印象はいかがですか

二村 気さくだなと思います。ただ、しっかりチームのことを考える時はスイッチをオンにして、オフの時は選手としっかりとコミュニケーションを取るタイプの人です。

柴崎 僕は14年間の付き合いなので。(笑)普段ずっとグランドにいれるわけではないので、監督の考えを全て伝えきるのが難しい部分はあります。全部は見切れない部分もある中で、選手に伝えきれない部分は僕であったり高岡拓稔(商3=東京・早大学院)とかでうまく補いながら、一人でガツガツやるというよりかは皆と足並みを揃えながらという感じなので、やりやすいなとは思いますね。

――高岡監督とは普段どのような会話をされますか

柴崎 それこそ日曜日の夜なんかは高岡家に行って一緒に鍋を食べたりしてますね。まぁ、なんですかね。昔話とかしますかね。

二村 僕はオフで監督と話すことは全くないですね。(笑)池田とかは月曜に電話したりしてるみたいですけど。

――それぞれについてお聞きします。まずは柴崎選手から。昨年から1枚目のQBとしてチームを牽引してきましたが、最終学年ということで意識の面で変化したことはありますか

柴崎 変化っていうと最近すごい難しいなと思うのは、昨年のシーズンが濃いものでユニバーシアードとUSCにチームの研修で行って、外からの刺激が多かったシーズンでしたね。チームの中でも3年がスターターっていうのは4年生からするとすごい嫌なことなので、そこで信頼を勝ち得るっていうところにもがいたシーズンだったかなと思います。今年は逆に信頼とかっていうのが前提としてあって、あとはチームを勝利に導けるかっていう結果だけにこだわれるところがあるので、外部での大会とかがあまりない中でチーム内で自分に対する刺激を作って、あと1枚も2枚も皮むけてチームを勝利に導けるかっていうところに貪欲になっていければなと思います。

――「走らない」という独自のプレースタイルに関しては今年も変わらずでしょうか

柴崎 今年は走る走らないは置いておいて、アフターフェイクを頑張ろうと思っています。なので、アフターフェイクをしていなかったら怒ってください。(笑)

――パスユニットの状態はどのように感じられていますか

柴崎 昨年がすごい高いレベルで求め合ってプレーしていたユニットだったんですけど、今年は本当に0からのスタートだなというシーズンですね。実力も経験もない選手が多い中で、まだまだ貪欲さも足りないユニットだなと思うので、そこは意識のところから変えて実力も伸ばして、ユニットとしての精度を高めていかないといけないなと思うので、少し長い道のりだなというのは正直な感想です。

――続いては二村選手、これまでのシーズンはけがに悩まされてきましたが、けがへの対策などはされていますか

二村 色々な部位をけがしてきたので、自分でも何が原因かっていうのは100%分かっているわけではないんですけど、自分の頭の中のイメージと実際の体の動きが違うっていうのもあったりするので、体幹トレーニングであったりっていうのは意識してやってはいますね。

――昨年は甲子園ボウルに出場されましたが、関西の選手と当たってみてどのように感じられましたか

二村 力としての差っていうのはそこまで感じなかったんですけど、1つ1つのプレーを出すための、プレーの理解度っていう面では相手が上回っていたのかなっていうのはすごい感じました。

――関東とのレベルの差というのはやはり感じられましたか

二村 そうですね。下手なやつが一人もいなかったですね。(笑)皆しっかりプレーを理解してやってきていましたね。

――アメリカンフットボールの魅力とはなんだと思いますか

二村 自分の体を武器にして戦う熱いスポーツですね。一歩間違えてしまうと大けがにつながってしまうスポーツなので、人間の限界を極めるという他のスポーツにはないハードなところが魅力かなと思います。

柴崎 アメフトは信頼のスポーツだなと思っていて、特にQBをやっていてすごい思うんですけど。僕が1つパスを投げるために、僕からのボールが来ると信じてWR
レシーバーは全力で走ってくれて、OLは70キロそこらしかない細身の奴のために100何キロとかまで増やして、ボールにも触れないのに僕が投げてくれることを信じて相手の100キロを超えるDLと本気で当たるっていう。それはお互いがお互いを信じていないと自分の役割を全うできないし、信じているからこそ自分の役割を本気で全うしようと心から思えるんだなと思います。役割が全部違うスポーツなのにあれだけ全員がやり切れるっていうところが信頼のスポーツなのかなと思います。

――お二人にとってのアメリカンフットボールの存在とは何ですか

柴崎 僕は、本当にフットボールを通して、選手としても人としても成長させてもらいましたね。小学校3年生からフラッグフットボールを始めて、それからアメフトをずっとやってきて人生の成長過程は全部アメフトにあったなと思うので、本当にこのスポーツのおかげで今の自分の全てがあるなと思っています。

二村 僕はそんな、大学から始めたので人生の全てなんてことはは言えないんですけど。(笑)大学生活の全てですね。今の僕の全てです。

――お二人がBIG BEARSに入ろうと決めたきっかけなどはありましたか

二村 僕は未経験で入ってきたんですけど、体が大きかったのでコンタクトスポーツをやってみようという思いがあってっていう感じですね。

柴崎 僕は決まってた。(笑)それこそ小学生の時に高岡さん(監督)と拓稔(高岡)と出会って、早稲田に行こうっていうのは子供ながらに話していたので、もう早大学院に入った瞬間からここまで来るっていうのは時の流れでしたね。まぁ、でも本当にクリボウに負けて悔しかったですし、それもありますね。

――目標とされている選手はいらっしゃいますか

二村 早稲田じゃないんですけど、2016年の代に立命館大学の4年生だったDL大野選手がすごいうまいなと思っていて、目指している選手ですね。そこまで圧倒するような体格ではないんですけどテクニックもあり、強いんでってところですね。

柴崎 プレースタイルは目標とする選手はいないんですけど、今年は副将になったこともあって僕の2つ上の代の坂梨さんはQBで主将をやっていて、チームからの信頼も厚くて、この人に全てを懸けていいってチーム全員が思っていたので。そのQB像を今年は特に目標にしていきたいなと思っています。

――ご自身のストロングポイントはどこですか

二村 僕はパワーですかね。たぶん。他がそんなにストロングポイントじゃないところで、力は強い方なので。

柴崎 全ての実力が突出していないんですけど、今までの経験からプレーが始まる前からここが空くんだろうなっていうのがほぼほぼ予想できるというか、だいたいこのプレーはこうなるんだろうなっていうのが予想がつくので、やっぱり経験値かなと思います。

――副将の立場から見て伸びているなと感じている選手はいらっしゃいますか

柴崎 選手じゃないんですけど、ASで小野寺響平(商3=東京・早実)っていうスタッフがいるんですけど、3年なのにオフェンスでトップをやっていて、昨年自分も3年で引っ張ったんですけど、そいつも3年でチームを引っ張ろうっていうところで、すごいアメフトの知識をつけていて。3年ながらに本気でチームを日本一にさせようっていう思いが昨年の自分と似ていていいなと思っています。

二村 多分DL主任の古田(泰一、法4=東京・早大学院)と被るかもしれないんですけど(古田選手はこの後に対談を行いました。)、新2年生の代が人数も多いですし伸びてきているなと感じる選手が多いです。昨年けがで一切試合に出れなかったDL三原(和幸、商3=東京・早実)が復帰して、あいつは強くてうまい系なんですけど、実力をどんどん出してきているなと感じています。

「チームを見渡す立場として今までやってきたことを周りに還元していく」(二村)


昨年の甲子園ボウルでハードタックルを見せた二村選手

――お二人にとって早慶戦の存在とはどのようなものですか

二村 僕は正直なところ、まぁ普通にそんな大したことないかなと思っているんですけど。(笑)

一同 (笑)

二村 慶応に対してたいした思い出はないんですけど、試合に対しては負けるのは嫌だなと思います。慶応が勝って喜んでいる姿は、他の大学が僕らに勝って喜んでいる姿を見るよりかは嫌な感じっていうのは4年間でようやく染み付いた感じはあるので、負けたくないなっていう思いはありますね。

柴崎 同期は高校の時から一緒に戦ってきて、ユニバーシアードでも一緒にやってきた選手もいるので、そういう部分は楽しみだけど、最後は絶対に負けたくない相手なので、絶対に勝ちたいなとは思います。

――春の早慶戦は日本の大学アメフト界の中でも甲子園ボウルに次いで2、3番目に観客の入る試合ですが、大舞台というのはいかがですか

二村 緊張はするかもしれないんですけど、人数が入る状態の試合で考えると、早稲田がプレーする試合では甲子園ボウルとライスボウルに次いでなので、そこでいかにいつも通り思いっきりプレーできるかというのがわかるので、そこは意識しています。

柴崎 僕はあまり緊張はしないというか、すごい楽しみですね。まぁ最初の試合なので、そこに対しての不安はあります。感覚も鈍っているので。相手が慶応で、チームとしてもあそこで勝てないとそこまでの取り組みがどうだったんだと不安になってしまうので、絶対に勝たない試合だなっていうのはありますね。あとは、あれだけ大勢の観客の前でレシーバーにビッグプレーをたくさん起こさせて、それこそWRブレナン(翼、国教4=米国・ユニバーシティラボラトリースクール)とかのすごいプレーをたくさんの観客の前で見せられたらなと思います。そして、最後はMVPは僕が貰って終わりたいなと思います。

――昨年のMVPはDB高橋選手でしたね

柴崎 昨年は昨年は表彰台に出る準備まではしてました。(笑)

二村 メットとか渡した?(笑)

柴崎 グローブ取ってグローブとメットまで渡そうとしたら高橋が呼ばれて「え〜〜!」みたいな。(笑)

――柴崎選手はOL矢矧弘道選手(慶大)とは高校時代関東選抜のチームで共にプレーされていましたね

柴崎 高校時代同じ代で、昔からスター選手でしたね。

二村 U19だもんね。

柴崎 僕はU19は落ちているので、そこではプレーしてないんですけど。(笑)関東選抜の時は彼がセンターで僕とコンビを組んでスナップをしてくれてましたね。すごい前のDLを吹っ飛ばしていて、味方だとすごい頼もしかったですね。

二村 それに対峙していくわけですね。(笑)

柴崎 僕が警戒している選手はDB/LB田中瑛(慶大)とWR佐藤凱輝(慶大)ですね。あの2人はオフェンスディフェンスのリーダーで、経験も豊富で、あの2人がユニットをまとめてくるので、田中英は特にディフェンスを引っ張ってくるので、うちのレシーバーが頑張ってくれるだろうなと思っています。ずっとやってきた中で、お互いのユニットのリーダーとして対戦することになるので、総合力で勝ちたいなと思います。

――ポジションの注目ポイントはありますか

柴崎 さっきも言ったんですけどアフターフェイクですね。一番統一されていなかった文化なので、チーム全員、特にからQBがフィニッシュの笛がなるまでフェイクしきるっていう貪欲な姿を見せて今年は変わったなというのを見せられればなと思います。

二村 DLとしても同じで、ハードにやっていこうっていうのをポジションの中で共有しているのでそういう部分が出せればいいし、見てもらえればいいなと思います。

――早慶戦に関して、早稲田のキープレーヤーとなってくる選手はいらっしゃいますか

柴崎 TEの杉山(遼平、基理4=東京・早大学院)ですかね。この春シーズンを通して一番負荷がかかっている選手で、今年は特に重要人物になってくる中でランもパスも背負ってるっていうのは本人自身もすごい苦戦している部分だと思うんですけど、逆に言えば彼がどれだけ機能できるかっていうのはランとパスのバランスであったりチーム全体のオフェンスの流れを決めるすごい重要な選手なのかなと思います。

二村 僕は同じDLの三原が試合でどうなるのかが気になっていますね。実際に試合に出たらすごいんじゃないかなと思っています。

――最後に、ご自身の代で迎える早慶戦への意気込みをお願い致します!

二村 シーズンの最初の試合でもあって、お客さんも大勢入るであろう試合なので、しっかりと準備してきたものを出せるように頑張ろうと思います。

柴崎 シーズン最初の試合なので完璧にはできないと思うんですけど、相手も慶応ということで、自分たちが目指すと決めた「お互いをリスペクトして全員でやっていく」っていうチームを体現しようっていう姿勢、貪欲に笛が鳴るまでプレーして、自分たちの目指すべき姿を見せようっていう姿勢を見せる。試合をして勝てればなと思っています

――ありがとうございました!


早慶戦への意気込みを色紙に書いてくださりました!

(取材・編集 涌井統矢 写真 米式蹴球部AS小野寺響平 )

◆柴崎哲平(しばさき・てっぺい)
1997(平9)年7月18日生まれ。178センチ、77キロ。東京・早大学院高出身。政治経済学部4年。QB。昨年は大学日本代表を経験し、甲子園ボウル出場にチームを導くなど多くの経験を積んだ柴崎選手。ラストイヤーはQBとしてだけでなく、副将としてもチームを引っ張る大黒柱の活躍に注目です!

◆二村康介(ふたむら・こうすけ)
1996(平8)年10月30日生まれ。178センチ、116キロ。東京・獨協高出身。文化構想学部4年。DL。これまでのシーズンは多くのけがに悩まされてきた二村選手。今年は一年間大きなけがなく、相手を圧倒する姿に期待が懸かります!