「ポルシェ・テニス・グランプリ」(ドイツ・シュツットガルト/4月22~28日/室内クレーコート)女子シングルスでベスト4入りを決めた第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)。準々決勝で世界25…

「ポルシェ・テニス・グランプリ」(ドイツ・シュツットガルト/4月22~28日/室内クレーコート)女子シングルスでベスト4入りを決めた第1シードの大坂なおみ(日本/日清食品)。

準々決勝で世界25位のドナ・ベキッチ(クロアチア)に6-3、4-6、7-6(4)で勝利。最終セットは一時1-5からの大逆転劇だった。

WTA(女子テニス協会)公式サイトによると、大坂は試合後の記者会見で「あっという間の出来事のように感じました。0-3となって、突然1-5となって。ペースを取り戻すのにしばらく時間がかかりました」と話した。

「思い通りリズムに乗れるとは思っていませんでした。第1セットはとても良いプレーができたと思います。そこからちょっとペースが落ちてしまいましたが、思いっきりスイングする代わりに、私はもっと着実にいこうとしていたと思います」

最終セット1-5から、相手のサービング・フォー・ザ・マッチを2回も破った大坂。絶体絶命の状況から一気に4ゲーム連取で追いつき、最後はタイブレークで際どい試合をものにした。大坂は次のように語る。

「今はもうパニックにならないようにしたいと思っています。そうなると、より多くのエネルギーを消費してしまうからです」「私はとにかく論理的に考えて、どうやったら問題を解決できるかを見つけようとしています」

「(この勝利は)特にクレーなので、大きな意味があると思います」「マイアミ以降クレーに慣れるために、多くの時間練習してきました。その成果が出たことを本当に嬉しく思います」

大坂は準決勝で、第8シードのアネット・コンタベイト(エストニア)と対戦する。両者の過去対戦成績は大坂の3勝0敗だ。

過去には苦手と話していたクレーに向け、多くの練習を積んできたという大坂。次戦での活躍にも期待したい。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ポルシェ・テニス・グランプリ」での大坂なおみ

(Photo by Marijan Murat/picture alliance via Getty Images)