「ATP500 バルセロナ」(スペイン・バルセロナ/4月22~28日/クレーコート)の大会4日目。男子シングルス3回戦で第4シードの錦織圭(日本/日清食品)が第16シードの世界31位フェリック…
「ATP500 バルセロナ」(スペイン・バルセロナ/4月22~28日/クレーコート)の大会4日目。男子シングルス3回戦で第4シードの錦織圭(日本/日清食品)が第16シードの世界31位フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦。6-1、6-3で錦織が勝利し、ベスト8進出を果たした。試合時間は1時間23分。
錦織は、特に第1セットでオジェ アリアシムをストローク戦で圧倒。第1セットのセカンドサーブポイント獲得率は100%(8本中8本)。一方オジェ アリアシムのセカンドサーブでは10本中9本で錦織がポイントを獲得した。さらにサービスゲームも好調で、3度のうち2度がラブゲームキープだった。
第2セットではオジェ アリアシムも徐々に調子を上げ、簡単にはポイントを奪えなかった。それでも第2セットだけで錦織のファーストサーブポイント獲得率は70%、セカンドサーブポイント獲得率は50%。第7ゲームでこそ一段とギアを上げたオジェ アリアシムにラブゲームでブレークバックを喫したものの、続くゲームではデュースで粘り再度ブレークに成功。成長著しい18歳に流れを渡さないトップ10プレーヤーらしい強さで勝利を掴んだ。
また試合を通してみても、錦織とオジェ アリアシムの間にはセカンドサーブポイント獲得率で40%の大差がついた。
錦織は試合後のオンコートインタビューで「今日のゲームはすごく良かったです。全体的にサーブもリターンも、特にストローク戦で主導権を握ってプレーすることができたので。セカンドセットで危ない場面もありましたけど、しっかり最後の2ゲームを締めれて良いプレーができたと思います」と試合を振り返っている。
また「2回優勝している場所でもあるので、たぶんそのおかげで自分のプレーも良くなってきています。今週しっかり頑張って優勝を目指します」を意気込んだ。
錦織は準々決勝で、世界104位のロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)と対戦する。カルバレス バエナはクリスチャン・ガリン(チリ)を破っての勝ち上がり。
【錦織 対 オジェ アリアシム 主なスタッツ】
◆錦織
サービスエース 1本
ダブルフォルト 2本
ファーストサーブ成功率 54%
ファーストサーブポイント獲得率 69%
セカンドサーブポイント獲得率 68%
ブレークポイント勝率 5/13
ウィナー 16本
アンフォーストエラー 18本
◆オジェ アリアシム
サービスエース 3本
ダブルフォルト 4本
ファーストサーブ成功率 69%
ファーストサーブポイント獲得率 54%
セカンドサーブポイント獲得率 28%
ブレークポイント勝率 1/6
ウィナー 11本
アンフォーストエラー 26本
(テニスデイリー編集部)
※写真は「ATP500 バルセロナ」での錦織
(Photo by David Ramos/Getty Images)