「ATP500 バルセロナ」(スペイン・バルセロナ/4月22~28日/クレーコート)の大会4日目、男子シングルス3回戦で第4シードの錦織圭(日本/日清食品)が第16シードの世界31位フェリック…

「ATP500 バルセロナ」(スペイン・バルセロナ/4月22~28日/クレーコート)の大会4日目、男子シングルス3回戦で第4シードの錦織圭(日本/日清食品)が第16シードの世界31位フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)と対戦。6-1、6-3で錦織が勝利し、ベスト8進出を果たした。

勝利した錦織はこの後に行われるクリスチャン・ガリン(チリ)とロベルト・カルバレス バエナ(スペイン)の勝者と準々決勝で対戦する。

第2セットは錦織のサービスゲームから。第1セットを3ブレークで6-1で奪った錦織は、第1ゲームをラブゲームでキープすると、第2ゲームでブレークポイントを握った。ここはオジェ アリアシムにしのがれてブレークすることはできなかったが、錦織が主導権を握って試合を進めていく。

錦織はさらに第4ゲームでも2本のブレークポイントを握ると、ここでオジェ アリアシムがこの試合4度目となるダブルフォルトをし、錦織がブレーク1つリードを作った。

しかし直後の第5ゲームで15-40とされ、この試合初となるブレークポイントを握られた錦織。このピンチをしのいでデュースに持ち込んだ錦織は、合計5本のブレークポイントをしのいでキープし、ゲームカウント4-1とした。

第7ゲームでも0-40と3本のブレークポイントを握られた錦織は、このピンチをしのぎきることができずにブレークバックを喫し、ブレークの数で並ばれた。

再びリードを作りたい錦織は、続く第8ゲームでデュースに持ち込み、ブレークポイントを握る。オジェ アリアシムも粘るが、3度のデュースの末にブレークに成功し、ゲームカウント5-3へ。

そして錦織のサービング・フォー・ザ・マッチとなった第9ゲーム。ここを盤石のプレーでキープした錦織が6-3で第2セットを連取して勝利を決めた。

錦織は2月の「ATP500 ドバイ」から力なく早期敗退が続いていたが、この試合ではラリーで優位に立ち、復調の予感を見せた。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP500 バルセロナ」での錦織

(Photo by David Ramos/Getty Images)