世界2位のラファエル・ナダル(スペイン)が「ATP1000 モンテカルロ」(モナコ・モンテカルロ/4月14~21日/クレーコート)を前にインタビューに答えた。ATP(男子プロテニス協会)による…

世界2位のラファエル・ナダル(スペイン)が「ATP1000 モンテカルロ」(モナコ・モンテカルロ/4月14~21日/クレーコート)を前にインタビューに答えた。

ATP(男子プロテニス協会)によると、ナダルは今の状態について「テニスに関しては、特に不満もありません。出場するたびにトーナメントで優勝することができましたから 」と話す。一方で「このスポーツやこのような人生から手に入れることのできるあらゆることに感謝しつつも、立て続けに問題が起こったような時にはそれをそのまま受け入れるのが難しいこともあります。今シーズンは開幕からかなりタフだった」と怪我でコートに立てないときの苦悩も漏らしている。

「それでもほとんど毎回、復帰できるレベルまで戻ってきたし、自分の最高レベルをキープしていきたいと思っています」とナダルは話す。

ナダルは昨年の「全米オープン」準決勝で膝を痛め途中棄権。11月には足首も手術し、「全豪オープン」で復帰するまで約4ヵ月ツアーから離れた。それでもその「全豪オープン」では準優勝。怪我の心配を吹き飛ばすような活躍だった。

しかし、3月の「ATP1000 インディアンウェルズ」では準決勝に進み、ロジャー・フェデラー(スイス)との39回目の対戦を控えながら、またも膝の怪我により試合前棄権を余儀なくされ、「ATP1000 マイアミ」も欠場した。

それでも今年の「ATP1000 モンテカルロ」については「僕にとって重要なクレーコートシーズンのスタートなんです」「 体調をキープして万全の態勢で臨みたいですね。このトーナメントは僕にとって重要な意味がある。最初から順調に勝ち進んでいきたいと思っています」と意気込んでいる。

ナダルにとってこの大会は過去8連覇を含む11度の優勝を誇り、現在も3連覇中の思い出深い大会。もちろん12度目を優勝を狙う。

キャリア通算でのクレーコート戦績で、2019年4月16日時点で415勝36敗の勝率92%、57度の優勝と驚異的な数字を誇るナダルが今年もクレーキングとしての意地を見せるか注目だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 インディアンウェルズ」でのナダル

(Photo by Yong Teck Lim/Getty Images)