次世代のクレーキングと目されるドミニク・ティーム(オーストリア)。14日から開幕した「ATP1000 モンテカルロ」出場を前に、クレーコートシーズンへの意気込みを語った。ティームは、現在12のシングルスツアータイトルを持っているが、そのうち…

次世代のクレーキングと目されるドミニク・ティーム(オーストリア)。14日から開幕した「ATP1000 モンテカルロ」出場を前に、クレーコートシーズンへの意気込みを語った。

ティームは、現在12のシングルスツアータイトルを持っているが、そのうち8回はクレーでのタイトル。なお、2018年には「ATP1000 モンテカルロ」でベスト8、「ATP1000 マドリード」では準優勝。そして「全仏オープン」では自身初のグランドスラム決勝進出を果たした。

ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると、ティームは「もちろん期待は大きい。どのクレーコートシーズンでもそうですが。 注目のトーナメントばかりだ」と語った。

また「全般的に男子テニスのレベルは非常に高くなっている。僕もそうですが、皆どの試合でも最初のポイントから全力でいかないと。このクレーコートシーズンで良い結果を出したいと思っている」と意気込んだ。

そしてティームは、「ATP1000 モンテカルロ」では11度の優勝を誇るラファエル・ナダル(スペイン)について「ラファがプレーする限り、彼が常にクレーコートでの優勝候補だ」と語った。

一方で「過去数年と比べて彼(ラファ)はさらに手強い挑戦に直面していると思う」と、ノバク・ジョコビッチ(セルビア)やアレクサンダー・ズベレフ(ドイツ)に触れた後、期待の若手らについて話した。

「フェリックス・オジェ アリアシム(カナダ)みたいなすごく若手の選手もいる。彼はクレーコートがすごく好きみたいだ。マイアミでのプレーは素晴らしかった。それに他にもステファノス・チチパス(ギリシャ)、デニス・シャポバロフ(カナダ)といった若い選手がいる。ラファにはたくさんの挑戦者が控えている」

なお、ティームの今大会初戦となる2回戦の相手は、世界50位のマルティン・クーリザン(スロバキア)。快勝を収め、好スタートを切れるか注目だ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 マイアミ」でのティーム

(Photo by Michael Reaves/Getty Images)