現在世界1位の大坂なおみ(日本/日清食品)は昨年来、目を見張るような成長をテニスで見せた一方で、人間的な成長にも焦点を当てている様子だ。大坂は現在、21歳で世界1位。2018年の「全米オープン」と今年の「全豪オープン」を連続で制しており、ま…

現在世界1位の大坂なおみ(日本/日清食品)は昨年来、目を見張るような成長をテニスで見せた一方で、人間的な成長にも焦点を当てている様子だ。

大坂は現在、21歳で世界1位。2018年の「全米オープン」と今年の「全豪オープン」を連続で制しており、まさに「女王」の座に現時点でついている。

ただ大坂は、その実績面だけでなく人間的にも成長する姿も周囲に示している。

米大手紙のニューヨークタイムズは「近頃の大坂は話し方が少しうまくなっているようだ」とした上で、思慮深く話している点を取り上げ、賢明さでも成長する大坂について記した。

同紙によれば、大坂は会見では以前使っていた「えーと」とか「みたい」といった言葉使いをよく思っておらず、多くの質問によく考えてから丁寧に答えているよう受け止められているという。

大坂自身は「一番大切な事の一つは、もっと大人になりたいということです。テニスコートの中でも外でも。まだまだ時間はかかりそうですが。これまでの私の人生で最も大きな目標の一つなのです」と話している。

また「去年は何度か癇癪を起こしたことがありました。でも今年はそれを改善しようとしていて、今のところうまくいっている気がします。以前よりも自分に自信が持てるようになったと思います」とも話しており、自身の成長に手応えを感じている様子だ。

大坂はテニスの面でもその人間性でも大きな可能性を秘めており、今後も目が離せなさそうだ。

(テニスデイリー編集部)

※写真は記者会見で笑顔を見せる大坂

(Photo by Matthew Stockman/Getty Images)