「ATP1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月20~31日/ハードコート)の大会7日目、男子シングルス4回戦で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第22シードのロベルト・バウ…

「ATP1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月20~31日/ハードコート)の大会7日目、男子シングルス4回戦で第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)が第22シードのロベルト・バウティスタ アグート(スペイン)と対戦。6-1、5-7、3-6のフルセットでジョコビッチが敗れ、準々決勝進出はならなかった。試合時間は2時間29分。

両者は、今回が10度目の対戦。直近の対戦は2019年開幕戦の「ATP250 ドーハ」準決勝で、その時もジョコビッチが敗れており、バウティスタ アグートに2連敗に。戦績はジョコビッチの7勝3敗となった。

試合は、第1セット。ジョコビッチが立ち上がりから5ゲーム連取。第6ゲームはバウティスタ アグートがキープも、続くサービング・フォー・ザ・セットとなった第7ゲームをしっかりとキープしセットを先取した。

そして第2セット、ジョコビッチは第1ゲームからブレークを奪うも、直後の第2ゲームでブレークバックを許す。

その後、ジョコビッチの4-5となった場面で、雨の影響により一時中断し約40分後に再開された。それから試合の流れはバウティスタ アグートに傾いた。

ジョコビッチの5-6で迎えた第12ゲーム。このセット2度目のブレークを奪われ第2セットは落とした。

そして、勝負の第3セット。調子が上がりきらないジョコビッチが、2度のブレークを喫し逆転負けとなった。

ATP(男子プロテニス協会)によると、試合後にジョコビッチは、「彼は安定したプレーヤーだ。彼の素晴らしい立ち直りに祝意を表したい」と、バウティスタ アグートを称賛した。

そう話した一方で、「でも、このような試合では負けたくなかった。沢山のチャンスがあったが、あまりにも沢山のチャンスを無駄にしてしまっただけだ」と悔しさを語った。

見事勝利したバウティスタ アグートは、準々決勝で第7シードのジョン・イズナー(アメリカ)と対戦する。

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 マイアミ」でのジョコビッチ

(Photo by Julian Finney/Getty Images)