錦織圭(日本/日清食品)が、出場予定の「ATP1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月20~31日/ハードコート)。同大会へ錦織は、9年連続10度目の出場を予定。最高成績は2016年の準…

錦織圭(日本/日清食品)が、出場予定の「ATP1000 マイアミ」(アメリカ・マイアミ/3月20~31日/ハードコート)。同大会へ錦織は、9年連続10度目の出場を予定。最高成績は2016年の準優勝となっている。

■「ATP1000 マイアミ」とは

1985年に第1回が開催された同大会は、グランドスラム4大会に次ぐツアーレベルの大会。男女同時期に開催される。シングルス優勝賞金は日本円で約1億5,000万円(2019年3月18日時点)で、前週開催の「ATP1000 インディアンウェルズ」と同額となっている。

また、これまでマイアミ・デード郡のクランドン・パークで開催されていたが、2019年からはNFLのドルフィンズが本拠地とする、ハード・ロックスタジアムで開催される。

ATP(男子プロテニス協会)公式サイトによると、新しい会場には合計12のトーナメントコートと18の練習コートがあり、メインコートは14,000席とのことだ。

■ナダルとフェデラーの初対戦はこのマイアミ

男子シングルス最多優勝は、現役選手ではノバク・ジョコビッチ(セルビア)の6回。引退した選手も含めると、アンドレ・アガシ(アメリカ)がジョコビッチと並ぶ6回を記録している。

なお、前年優勝はジョン・イズナー(アメリカ)で自身初のマスターズタイトルを獲得。また、2010年のアンディ・ロディック(アメリカ)以来となるアメリカ人選手の優勝となった。

そして、ライバルであり友人同士でもある、ロジャー・フェデラー(スイス)とラファエル・ナダル(スペイン)。両者の初対戦は2004年の同大会3回戦で、その時はナダルが勝利。その後、2度目の対戦も2005年のマイアミとなり今度は決勝の舞台で相まみえた。苦戦もフェデラーがリベンジを果たし、同大会初優勝を果たした。

このほか、「ATP1000 インディアンウェルズ」に続けて同大会で優勝することは「サンシャイン・ダブル」と呼ばれ、男子シングルスの現役選手ではジョコビッチやフェデラーが達成している。

■錦織は2016年に準優勝

錦織は同大会には9年連続10度目の出場。最高成績は2016年の準優勝で、決勝でジョコビッチに敗れていた。このほか、2014年にはベスト4入り。ベスト8入りは2015、2017年と2度決める好成績を残している。

2019年のドローも発表され、錦織は第5シードで1回戦は免除。初戦となる2回戦では、世界44位のドゥサン・ラヨビッチ(セルビア)対予選勝者の試合の勝者と対戦することになる。

また、錦織やその他シード勢が順当に勝ち進んだ場合、3回戦で第27シードのニック・キリオス(オーストラリア)、4回戦で第11シードのボルナ・チョリッチ(クロアチア)、準々決勝で第3シードのドミニク・ティーム(オーストリア)と対戦する可能性がある。

前週開催の「ATP1000 インディアンウェルズ」では3回戦で敗れていた錦織。まずは初戦の勝ち上がりが期待される。

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【主な大会情報】

■男子シングルス/ダブルス優勝賞金

日本円で約1億5,000万円/5,000万円(2019年3月18日時点)

■男子シングルス最多優勝

6回:ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、アンドレ・アガシ(アメリカ)

■男子ダブルス最多優勝

5回:ボブ・ブライアン(アメリカ)/マイク・ブライアン(アメリカ)

■最年少/最年長優勝者

19歳(2007年)ノバク・ジョコビッチ(セルビア)、35歳(2017年)ロジャー・フェデラー(スイス)

■初代優勝者

(1985年)ティム・メイヨット(アメリカ)

■トーナメントディレクター

ジェームズ・ブレイク(アメリカ)(元世界4位で2013年に引退)

(テニスデイリー編集部)

※写真は「ATP1000 インディアンウェルズ」での錦織

(Photo by Cynthia Lum/Icon Sportswire via Getty Images)